新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2022年4月の新宿区の人口

2022-05-05 08:31:01 | コラム
2022年4月の新宿区の人口は前月比321人増加で340,877人だった:

 東京都新宿区の22年4月の人口は+321人と、2月以来の増加に転じて340,877人となり34万人台を堅持していた。日本人は307,722人と対前月比で560人の増加だったが、外国人の減少傾向は変わらず△239人で33,155人となった。外国人が区全体の人口に占める比率は9.7%で、3月の9.8%から僅かに低下していた。

感覚的には、その1割の外国人はここ百人町/大久保界隈に集中しているかのようで好ましくない。街に出てみて感じたことは、4月がラマダンだったので確かに閑散としていたし、イスラム横丁での違法駐車も殆ど見かけなかった。

今年になってから百人町/大久保界隈では明らかに外国人というか非白人が減少しているし、昼過ぎに日本語学校群から出てくる若者も明らかに少なくなっている。この現象は彼らの働き口が減ったのか、あるいは入国を制限されている為かなと思っている。

一方では、大久保通りの山手線内側のKoreatownは晴雨に拘わらず老若の女性たちで賑わっているし、先日探訪して解ったように韓国勢は南下して歌舞伎町の方向にも出店していたのだった。その辺りでの目新しい発見と言えるのは「韓国風しゃぶしゃぶ」と銘打った料理店が結構繁盛していたことだった。私が不勉強だったのか、韓国料理の中には「しゃぶしゃぶ」があったとは知らなかった。ランチが¥1,200との看板が路上に出ていた。

私は慢性心不全という持病があるので、未だに感染者が減らない状態に危機感があり、外出する際には同じ場所に長時間滞在しないよう心掛けている。だが、高田馬場駅周辺や新宿駅西口の繁華街に偶に出てみれば、そこにはウイルス襲来前と同様に数多くの人たちが歩き回っている。しかし、そこでは最早中国人を見かけなくなったのは、当たり前かも知れないが大きな変化を感じている。

それにつけても思う事は「何故、イスラム教徒その他のアジアの諸国からの人たちは百人町/大久保通の周辺に集中的に現れるのだろう」なのだ。百人町に最も遅れて出てきたKebab店には、1日中Uber Eatsの自転車がやって来ている現象にももう驚かなくなった。

毎日報じられている東京都23区と全市町村の感染者の数には顕著な変化がある。それは、昨年の半ば頃までは新宿区は不名誉にも世田谷区に続く輝かしくない第2位の位置にあったが、最早上位10番目にも入らなくなったことだ。これは良い傾向だとは思うが、感染の勢いは止まっていないことを示している。だからと言うべきか何と言うのか、の様子では迂闊に新宿区以外に出ていくことは危険なのかと不安なのだ。先日、この街に来て貰って語り合った某社の元副社長は「COVID-19は年内には収束しないだろう」と、悲観的な予想を語ってくれた。遺憾ながら同感だった。

参考資料:新宿区広報 5月5日号