新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

GSOMIA問題に思うこと

2019-11-22 14:25:35 | コラム
11月22日の14時30分j時点では仮定の話だが:

文在寅大統領:

文大統領と韓国の閣僚の態度は一貫して「この件の責任は日本にある」として他国のせいにし、アメリカの議会が如何なる決議をしようとも失効に持っていこうとしていると見る。私は文大統領は世論の後押しはあるにしても、アメリカと我が国の板挟みどころか四方八方から攻め立てられている難しい立場にあると見ている。だが、これまでの彼のDPRKに傾倒した政治姿勢と、中国とロシアとの関係をも尊重しようとする態度から見ても、継続はあり得ないだろうと仮定している。

仮定とは言ったが、私は彼の政治姿勢と信条は「金正恩委員長に如何に邪険に扱われようと、南北統一による核兵器を保持し韓国の経済力を備えた高麗連邦のような国の創設を目指し、大韓民国を捨てて社会主義乃至は共産主義国の仲間入りを最終目的としている」以上、我が国との間柄とアメリカとの同盟関係は捨て去る方向に進んでいるのであると見ている。であれば、GSOMIAを失効させることで中国とロシアとDPRKに「可愛い奴」と評価されることが、トランプ大統領やポンペイオ長官に認められるより重大事なのだろうと考えて誤りではないと思う。

この私の見方が後10時間足らずの間に180度変化するとは考えにくいので、敢えて現時点では文在寅大統領は規定の方針通りに失効に踏み切ると考えている次第だ。

我が国の姿勢:
極端に思い切って言えば「安倍総理はトランプ大統領との外交関係というか信頼関係は世界のどの国の指導者たちが逆立ちしても及ばないほど見事に確立された。その限りでは安倍総理の外交手腕にはご信頼申し上げても良いと言えると思う。だが、問題が韓国となると余り巧みに文在寅大統領と前任者の朴槿恵氏との関係を確立しておられたとは言えないと評価している。彼らとの関係を確立すべき首脳会談の回数は少なすぎたし、積極的に彼らの誤解と誤認識と偏見を正そうとする努力が十分だったかと問いかけたくもなる。常に「ボールが韓国側にある」との態度が正解だったかは一度も疑問視されなかった。

韓国は常に何から何までが歴史認識であり、植民地支配が諸悪の根源だったというような偏向した見解から、責任が我が国あるという屁理屈をこね回してきた。彼らはこのような趣旨の悪宣伝を世界の各国に向けて執拗に繰り返してきた。これに対抗すべき我が国からの海外向けの情報活動や正しい情報の発信が十分だったかという恨みは残るのではないか。不十分だったという手っ取り早い例には、先日のTIME誌に戦中の半島からの労働者は強制で、我が国が韓国を占領したと書かれたという誤解と誤認識があったではないか。反省すべきは外務省か。

野党のアホども:
は彼らにもつける薬を開発すべきだと痛感している。GSOMIAが失効するか否かは我が国のみならず、アメリカにとっても重要な安全保障問題である。その問題が切羽詰まった時期になっても彼らは未だに安倍総理夫人が私人か公人かであるとか、ホテルから明細書を取れとか、総理を決算委員会に出席させろとか、長期政権の驕りであるとかないとか、全く下らないとまでは言い切らないが、我が国の国会が審議すべき事案の優先順位のつけ方が未だに解っていないアホ振りを遺憾なく発揮している。杉尾だの今井などを当選させた民度の低さが悲しい。

>>彼ら野党が
>全力で安倍内閣に追求すべきは、例えば対韓国との関連では「如何なる根拠で半導体の原材料3品目の輸出を管理する決断をしたか」であるとか「何故ホワイト国から除外したか」であるとか「世耕前経産産大臣が迂闊にも韓国大法院の国際法無視の判決に対して報復手段の如き発言をした責任は何処に行ったか」とか「外務省に対して文大統領にその屁理屈の誤りを真っ向から正して安全保障問題と貿易管理の件を同一視するなと徹底的に追及したのか」等々の事柄ではないのかということだ。「桜を見る会」などは本当にどうでも良いことだ。それくらいが解らないアホどもだと言っておきたい。

らが安倍内閣に真剣に問いかけるべきことは「GSOMIA失効後のアジアの安全保障対策をどうするのか」や「この件をトランプ大統領とこの重要な問題を何時安倍総理が話し合いを行うのか」であろう。トランプ大統領が弾劾されてしまう確率は極めて低くなったとは言え、彼らはかかる重要な国際的な問題を真剣に考えるべきだ。だが、枝野や玉木やましてや山本太郎などには考えは及ぶまい。困った連中だし、情けない野党の時代ではないか。