7月16日 その2 自民・公明が単独採決すれば

安保法制案委員会採決の後に思う：

今朝は昨15日の大冒険？と興奮のせいか、腹筋と背中の痛みが出て来てジッとしている以外なかった。兎に角、シップ類を貼って痛み止めをのんで横になって耐えていたら、何とか小康状態にはなって来た。

その間にテレビの数局を見れば「如何に強行採決が怪しからんのか」という大合唱。アホらしくて何も言う気にはならなかった。委員でもない野党の軍勢が議場に乗り込んで一斉にプラカードをテレビカメラに向ける有様を見れば、彼らが何を企んでいるかが解る。民主党が如何に次元が低い政党かをあらためて十分に認識出来た。

だが、あれを見させられた判断力不足の一部の国民の皆様は「やっぱり安倍総理は悪者か！」と惑わされるだろうし、そうなることが偏向するマスコミの狙いなことは明らかだ。あれはテレビ局との連係プレーか？

私は安倍総理が全世界でも最高且つ最善の選択かどうかは知らないが、現状望み得る最良の選択であり、現在で我が国の政界であの方以上の者を探すとすれば、それは間違いなく無い物ねだりだろうと信じている。それを極悪の悪党であるが如くに言う有識者どもは何だろう。慶応の名誉教授・小林節は「独裁者だ」と決めつけた事に快哉を叫ぶ者もいただろうが。

話は変わるが、本日11時過ぎに始まった安藤忠雄の記者会見の頭約10分を見たが、新国立競技場建設問題は益々訳が解らなくなってきた。彼は巧みな関西弁の話術で「自分はデザイン審査までと最初から聞かされていたので、2,520億円の根拠は自分から訊きたい」と見事に責任回避して見せた。

私は兎に角元総理の肩書きと威光を笠に着て我が物顔に振る舞う森喜朗を筆頭とする一派を引き摺り下ろして、正常なデザインで正常なコストで普通の競技場を建てるべきだと思っている。しかし、「現時点では政界で彼にもの申せる者がおらず、もしも彼に撤退を進言出来る者がいるとすればそれは安倍総理しかない」と指摘した政治評論家がいた。

私は（竹中とともに？）受注したと報じられている大成建設は幾ら儲ける気なのかも尋ねてみたい。私は一般人の常識程度にゼネコンのビジネスの裏（談合等にまつわる複雑な事情）を聞かされているので、そういうものを排除すれば2,520億円などあり得ないと疑っている。TBSには安倍内閣が事ここに至ってこの問題を採り上げたのは、強行採決問題報道で不支持率が低下することを避ける手段だと論じた者がいた。流石にこの局は反安倍となれば言うことが凄いと感心してしまった。

但し、デザイン等を全てやり直して出直しても、コスト面ではとび職等の熟練した技能者の供給不足は明らかで、それが原価高騰に大きく影響するのは避けて通れない問題点だろう。

緊張と興奮の7月15日

昨年の12月17日以来の夕方の遠出：

14日に国際医療研究センター病院の主治医に夜間（と言っても現実には日没前だったが）の外出を許可され、ほぼ1年振りに篠宮良幸氏主宰の水曜会に冒頭の乾杯まで参加した。実は会場まではバスに40分近く乗っているのだが、この所要時間も平河町の都道府県会館までの距離も6月18日の最後の退院以来で最長だった。それだけに「果たして俺は大丈夫か」と怖れていたこともあったし、過度に？緊張もしていた。

だが、会場に早めに着いただけで「やったー」と叫びたいほど気持ちが高揚していた。そこで何人かの顔馴染みの会員に会って「少し痩せられましたね」等と言われて話しをする間に、これまでは抑えていた「人恋し」の感情が一気に沸騰し、自分では制御出来ないほど興奮してきた。元々家内に「お喋りを慎め」と警告されている性格では、長い間大勢の方と語り合う機会に恵まれなかった為に、そこまでで緊張がほぐれ快感すら覚えていた。

昨夜の講師は産経新聞外報部記者の田北真樹子さんで「海外で慰安婦のウソの拡散中、反日活動最前線を外信記者が語る」と題して語ってくれることになっていたので、最後までいたかったのだが、主治医を言いつけを守って残念ながら私の病気の経過などを語った乾杯の音頭をとっただけで退散してしまった。それでも健常者の世界に一歩だけでも踏み込めたのは本当に嬉しいことだった。

会場では全く飲食することがなかったので、19：30分頃に帰宅して遅い夕食をして暫時休憩。定例の血圧測定後にまたまた「巨人が負けていると良いが」との希望的観測でテレビを見れば、運悪く巨人が同点に追いついたところだった。そこで直ちにチャンネルを変え、何を見たかの記憶も無いままにボンヤリとテレビの前に座っていた。

昨日は何時も通りに05：30に起床して体重と血圧を測定した後でEmailの整理をした後に、09：30頃に昨夜の大火事の後を見に行こうとサングラスと帽子の装備で出掛けた。火事場は大凡の見当がついていたので探す手間はかからなかったが、かなりの数の野次馬も狭い路地一杯に来ていたし、消防と警察の現場検証の準備が整いつつあり、警察が車も人も進入禁止の手配中だった。

それでも何とか焼失した民家数軒と半焼のように見えたアパート2棟を見ながら通り抜けることが出来た。だが、私は未だに何が火元だったかの報道を知らない。しかし、あの大爆発音はそれこそシンナーであるとか何かの引火性のものが大量にあったのではと疑っている。

その火事場の直ぐ近くに放置自転車を収容する囲いがあり、そこで現在運び込まれている自転車の引取の期限を書き換えていた係員にこれまで放置自転車について持っていた疑問をぶつけてみる機会があった。それは「￥3,000～5,000を払ってまで違反者は自転車を引き取りに来るのか」と「我が家に近いところにある大きな収容所を工事中だが、どうする気なのか」だった。

答えは「多くの違反者はチャンと罰金を払って引き取りに来る。だが、この辺りは韓国等の外国人が自転車を乗り回すので、色々と問題が多いのだ」であり、「現在はあの場所は改装工事中で、あの場所にあるものは全て内藤新宿に移したので引き取りに来る連中は大変だろう。新宿区は収容する空き地がなく増える放置自転車の処置に困っている」だった。「ナルホド」であり「ご尤も」だった。

あの工事中の場所には何時も大量の自転車があるので、私は違反者は放置するのだとばかり考えていた。素直に罰金を払ってまで引き取りに来るとはやや意外だった。私は車の運転免許も取ったことがなく自転車にも乗らないので大きな顔で批判出来るが、自転車は全く迷惑な存在だ。如何に取り締まりを強化されても、未だに平然と歩道を走るオヤジや女性が多い。筋肉が衰えた高齢者の私には限りなく危険で不埒な者どもに思えてならない。

なお、23時のテレビのニュースで巨人がサヨナラ負けしたと知ったので、安心して寝床に入り喋り疲れた？楽しくもあり長くもあった一日を終わらせた次第だ。