新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月3日 その2

2015-07-03 13:04:22 | コラム
外務省は甘いのではないか:

週刊文春に”韓国「世界遺産潰し」証拠文書入手”とあるのを読んでいるのだろうか。

この週刊誌の7月9日号の152頁には上記関連の記事があり、副題は「疑惑の”雪解け”」となっている。簡単に紹介すれば、

”イコモスの関係者が意外な実態を明かす。「実はその後も委員会関係者に韓国側から日本の登録に反対する旨の資料が送られてきています」”

となっているのだ。ここの雪解けとは韓国のユン外相が来日して我が国の登録に協力を約束したことを指すのは言うまでもないこと。

私はこの記事を読んで少しも驚かなかった。既に「韓国はそうは言ったが、裏でこの先何をしてくるか解ったものじゃない」との観測もあったし、そもそも韓国とはそういう国なのだから。

先程11:30のTBSのニュースでは、ドイツのイコモス会場の前に韓国人が日本の登録反対のビラを貼りまくったテントを立てて、反対運動を展開している画面が出ていた。「そら見たことか」なのである。外務省はかくなることを読み切ってユン外相と手打ちをしたのか、それともあっさりと騙されたのだろうか。何れにせよ、あの役所は”naive”(カタカナ語n「ナイーブ」とは意味が違う、念のため)で、甘いというか擦れていない恐れがある。

話は北朝鮮に変わるが、7月と言った拉致被害者調査の期限を守れないと通告してきた由だ。これも我が国を舐めきった態度である。しかし、この程度の予測はこれまでの経験から立っていたはずだ。総理は外務大臣と山谷担当大臣に速やかに対策に動くよう指示されたそうだが、残念だがこれとても甘過ぎはしないか。まさか、韓国内部の從北勢力が北朝鮮と気脈を通じているのではあるまいなと疑いたくなる。

7月3日 その1

2015-07-03 08:29:35 | コラム
安倍内閣と自民党を貶めることに専念するマスコミ:

私は現状を「ひょっとすると安倍総理と自民党に危機が襲ってくるかも知れない」とまで危惧して見ている。

私は安倍総理がアメリカの国会で演説をした時に安保法制を8月までに成立させると見得を切られたのは自信の披瀝で結構であるとは思った。だが、一方ではというかコインの裏側には「やり過ぎ」と出ていたような不安を感じさせたものがあると思っていた。衆議院での過半数と言い、第二次内閣成立以降の実績と言い、我が国のために尽くしてこられた総理だが、あれ以降その足下を崩そうとするのは野党ではなくマスコミで徐々に勢いを増していた。

そして現在進行中の安保法制を審議する通常国会では、当然のように民主党を中心とする「何が何でも反対」の野党は枝葉末節を論って中谷防衛相等の弱点をつき、内閣の失言の揚げ足をとり、総理を感情的にする質問をして、ひたすら言い掛かりと時間稼ぎに徹している。これは言わばマスコミにとっては野党勢力との「コラボ」(目下大流行のカタカナ語だ!)作戦の絶好の機会で、総理と自公の批判をここぞとばかりに展開し始めた。

テレビと新聞のマスコミ報道を頭から信じていていれば「安倍内閣はアメリカの走狗と化し、再び戦争を開始する準備を整え、子供や孫を戦場に送る制度を設けようとするとんでもない軍国主義の政府」ということになってしまう。また、辻元を始めとする野党議員の事の本質を外した質問も彼等マスコミにとっては格好の政府批判の材料で、着々と内閣不信の材料を一部の国民の脳裏に刷り込みつつある。

そこに何とかいう自民党内の安倍総理応援と伝えられている勉強会での「オフレコ」の会議での百田某の冗談と称する演説の内容と、3名の議員の失言と銘打たれた本当の気持ちを言ってしまった発言は、野党をあげての安倍総理と内閣批判と、マスコミの一斉の安保法制のみならず、非民主的言論弾圧と報道の自由を規制する内閣との大合唱になってしまった。

しかも、勉強会で批判の対象となった(札付きと聞く)沖縄の有力紙2紙の代表は外人記者クラブに招かれて、ここを先途と政府批判を展開する始末だった。某テレビ局は喜んで?「この問題は海外に報道され、アメリカでも問題になっている」と言いだした。あの2紙でも仲間だと思っているらしい。

安倍内閣がそれほど国民にとって悪い法案を提出し、我が国を自発的に戦争に荷担するようなことを企画してはいないのだと私は考えている。だが、判断力不足の一部の国民の方々の民度と判断力は、これまでの東京都知事の立候補者への偏った投票等に示されたように、極めて危なっかしいものなのである。

このまま野党とマスコミの逆宣伝が続けば、安倍内閣には彼等に「驕る平家は久しからず」と唱われそうな危機が訪れないという保証がないような気さえする事態が襲ってくるかも知れないと思う。

しかも、私が抱くこのような危ない状態に対する懸念の原因を作った者が、他ならに自民党の当選二回の議員諸君だったという辺りは、党内にも「驕り」と「勉強不足」と「不注意というか認識不足」の兆候が見えるような気がしてならない。そこに付け込むが左巻きで反安倍の傾向が顕著なマスコミである。私は安倍内閣の足下が簡単に崩れるとは思っていないが、現状は決して楽観を許さないと危惧しながら見ている。

マスコミは何を目指して安倍内閣を追い落とそうとしているのだろう。彼等はもしかして本気で民主党内閣の再現を望み且つ狙っているのだろうか。そうでなければ、あれほど熱心に野党、特に民主党とコラボどころかそのお先棒を担ぐような真似をしないだろうと、私は考えている。