新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

海外向けの情報発信

2014-01-27 07:54:16 | コラム
特に不足なのが英語での情報発信:

畏メル友O氏はXX婦問題等に関して

<日本政府の対応の誤りや、英語での情報発信が乏しく、よく分からない外国人はともかく、こんな当たり前のことを理解できず、ウソや歪曲、でっち上げまでして日本 と日本人を貶めている日本人がおかしい
のです。>

と指摘されました。

私は100%賛成します。私は在職中から「我が国から英語(以外でも同じ)による我が国の正当性を主主張する意見の他に、我が国を正しく広く理解させるだけの情報発信量が余りにも不足。絶対的に改善を要す」と主張してきました。少ないから外国のマスコミが採り上げる機会が少ないと感じてきました。少ないから正確に認識されず、韓国のロビーィングのようなものがまかり通りXX婦像が建ってしまうと思っています。

1995年から2000年まで業界の専門出版社の英語の季刊誌"Asia Pulp & Paper"の記事を烏滸がましくも編集長として書いてきました。この雑誌は我が国の紙パルプ産業を海外に理解させようとの主旨で 1960年代から発行されていました。2000年までとしたのは不況その他の悲しい事情で休刊に追い込まれたのです。特にアメリカの業界で広く読まれていました。

私は1972年から1年の3分の1くらいをアメリカで過ごしてきましたが、そこで見えてきたことは我が国に関する英語での情報が非常に少ないという残念な事実でした。我が国でも何時の頃からだったかこの「情報発信量の不足」と「英語の説得力不足」が識者に指摘されていました。例えば、アメリカでは「日本は中国の一部」であるとか「何処か極東の方にある国」などと平然と言う人に会いました。

しかし、だからと言って我々の努力不足と反省するのは一方的かも知れないのです。戦後何年経っても我が国におけるアメリカについての知識というか認識不足もアメリカ側のそれとさして変わっていないと経験的にも言えるのです。アメリカ側の不手際があると思うのです。私は我が国を正当に正常に理解させるためには一層の情報発信に向けての努力が必要だと信じています。

そして、正しく深く理解させるためには、その道具となり得るような「外国人に正しく且つ必要十分に理解させる英語力を養っていく必要がある」のです。また同じ事を言うかと言われても構いません。必要なのことは英語教育改革であり、TOEIC如きに何時までも執着しないことです。

ソチ五輪

2014-01-27 07:24:29 | コラム
関心は高梨沙羅にのみ:

マスコミが懸命にソチ五輪を盛り上げようとしているさまは涙ぐましいとすら感じる。遺憾ながらここで展開されるウインタースポーツには関心は乏しいし知識も経験もないのである。個人的に振り返れば、最後にスキーを経験したのが高校1年だったから1948年。アイススケートは記憶すらないが、1947年頃だったかに諏訪湖で地元では当たり前という下駄スケートを初めて経験。いきなり氷の上に出されて立てたと拍手喝采されたのを覚えている。それでも、烏滸がましく少しだけ論じていく。

その程度で云々する資格はないかも知れないが、最も気懸かりなのが高梨沙羅。17連勝だったかしてきたのは大変偉いことだと褒めるべきだろうが、私はあの体格で折角それほど強いのは結構だが、五輪本戦前にそれほど勝ってしまってはソチに着いた時には勝ち運を使い果たしてしまわないかと心配している。勝ち続けるのは非常に難しいとある程度経験したし、20に近い数字などは夢のようなものかも知れないと思うからだ。

現実には目前に迫った五輪前になって2戦続けて2位になってしまったのはかえって良いことかも知れないとすら考えている。何れにせよ、高梨沙羅が運を確保して腕で(身体全体で?)五輪でも好成績を残せれば良いがと祈っている。当方はマスコミではないから、何とか言うメダルの色を取れなどと言って無用な圧力をかけないようにしたい。高梨には年齢的にも未だ成長の余地が残っていると思って期待する。だが、身体の大きさがねー。

同じくジャンプの葛西という人はレジェンド(legend)などと呼ばれて40歳を超えても世界的な地位を維持しているのは立派だと思う。彼も五輪で好成績を残してくれると良いなと思っている。しかし、遺憾なことは未だに運動選手としては高齢に属する彼に第一人者の地位を確保させている若手というか後継者が育っていない点だ。その原因がジャンプのような地域限定の競技では人材が揃いにくいのか、あるいは支援する企業が少ないのかは私には解らない。マスコミはその辺りまで突き詰めて報じて貰えれば良いのだがと思っている。

最後はキムヨナ次第なのかも知れない浅田真央のフィギュアースケート。ある程度評価が定まっていてもうあれ以上飛躍的に強くならない気がするのが気懸かりだ。個人種目であり審判の方々の判定基準が微妙な競技だけに、浅田真央は圧倒的な演技をして見せなければならない辺りが辛いところかなと思っている。ここでも周囲から無用な圧力をかけないことが本当の応援かなと思って見ている。