矢張り異文化の世界か：
あるメルマガの読者の方から質問があったので、経験的な要素も含めて纏めてみた。
アメリカでのビジネスの世界における礼儀作法で気を付けていたことを、思い出すままに列記してみる。結構面倒ではあるが、日本式に礼儀正しくしていれば、大きく外れることはないと思う。
＊握手：
握り方の強弱はそれほど気にしていなかったが、相手の強さに合わせていた。ここで気を付けていたのは「相手が目上（＝偉さの順でpolitical order等と言う）、年上、客先の場合は、相手が 手を出す前に出さないことと教えられていた点。それに、日本式のお辞儀をしながら握手をしないよう心掛けた。
＊Ladies first：
常識的なこと、例えば座る時に椅子を引いて上げるエレベーターには先に乗らない、車は先に乗った方が良い等を全て守ることだが、子供の頃から仕付けられていたので、それほど苦にはならなかった。しかし、会食の場合などは夫妻で来るのが常識んなので、話題では腰から下は絶対禁物だし、間違ってもベルトに手を触れるな等に気を付けていた。余り知られていないことで「階段は先に上って後から降りる」がある。それはズボンなら別だが、「覗きません」という意思表示である。因みに「レディーファースト」は立派なカタカナ語である。
＊出物腫れ物：
最悪は「げっぷ」＝belchで、他人の前で絶対にするなと教えられた。くしゃみ＝sneezeも駄目。もし出たら必ず"Excuse me."と言うこと。又、スープやお茶を飲む時でも何か食べる時でも「音を立てな いこと」（＝slurp）で、コーヒーでも同様。他人の前で鼻をかむのも芳しくないでだろう。
＊挨拶：
初対面で"Nice to meet you."は相手が目下と明らかな場合だけ許されると思っていた方が良い。普通には長くなっても"I'm pleased to see you."辺りが無難。meetは目下に向かっていう言葉 で、see youだけではなく必ず"It's so nice to see you."や"It's an honor to see you here, today."のように言うこと。主語を省くのはくだけすぎ。ましてや、初対面の相手に"Nice to meet you."は無礼だし、"Nice meet you."等と文法を無視してはならない。
別れる時は"It was so nice to have a chance to see you today."でも良いし、会談中に打ち解けた雰囲気になっていれば"Nice meeting you."か"Nice talking to you."辺りまで言っても良いかも。再度会うことがない場合でも、彼等は普通に"See you later."と言うので真似ても良いか。 丁寧に言いたければ"I wish to have a chance to see you again soon."で良いだろう。
＊服装：
ビジネスの場ではキチンとアイロンが掛かったスーツが常識。上下違う「ジャケット&タイ」というブレザーに替わりズボンは避けた方が良い。同じ服を2日連続で着用してはならない。この点は大手の会社との付き合いでは相手がこういう点に厳しいと思って対応されたい。スーツの色は濃紺かチャコールグレーが常識。茶色は遊び着の色だから、ビジネスの場には着用を避ける。上着というかjacketを勧められる前にさっさと脱がないこと。
＊言葉：
時と場合によるが、文法を誤ったり、妙なSwearword等を使うと「非インテリ」か「無教養」（お里が知れる）と見なす階層が管理職以上にはいるので厳重に注意。特にIvy league等のMBA以上でにはアッパーミド ルクラス出身が多いと思っている方が無難。ここは言い出せば切りがないが、極力自分の意見をハッキリと言うことを心掛けられたい。
学校英語の"They say that ～."や"I was told that ～."や"It is said that ～."のような伝聞を伝える表現は避ける。次は"if"や"maybe"のような不確実な言葉を使わないこと。これでは相手を信用させられない結果に終わる。
なお、食事中などに手洗いに行くので席を外す場合には「絶対に直接的な表現してはならず」、最悪でも"Excuse me a minute."くらいは言うこと。後は「一寸窓の外の景色が見たいので」 などと適当なことを言えば可。私は英国風に"Where can I wash my hands?"とアメリカ式英語であるフィリピンで大失敗した経験がある。洗面器にお湯を入れたものと石けんが出てきてしまった。
ざっと思い付いたことを述べてみたが、これら以外にも沢山あるかと思う。
あるメルマガの読者の方から質問があったので、経験的な要素も含めて纏めてみた。
アメリカでのビジネスの世界における礼儀作法で気を付けていたことを、思い出すままに列記してみる。結構面倒ではあるが、日本式に礼儀正しくしていれば、大きく外れることはないと思う。
＊握手：
握り方の強弱はそれほど気にしていなかったが、相手の強さに合わせていた。ここで気を付けていたのは「相手が目上（＝偉さの順でpolitical order等と言う）、年上、客先の場合は、相手が 手を出す前に出さないことと教えられていた点。それに、日本式のお辞儀をしながら握手をしないよう心掛けた。
＊Ladies first：
常識的なこと、例えば座る時に椅子を引いて上げるエレベーターには先に乗らない、車は先に乗った方が良い等を全て守ることだが、子供の頃から仕付けられていたので、それほど苦にはならなかった。しかし、会食の場合などは夫妻で来るのが常識んなので、話題では腰から下は絶対禁物だし、間違ってもベルトに手を触れるな等に気を付けていた。余り知られていないことで「階段は先に上って後から降りる」がある。それはズボンなら別だが、「覗きません」という意思表示である。因みに「レディーファースト」は立派なカタカナ語である。
＊出物腫れ物：
最悪は「げっぷ」＝belchで、他人の前で絶対にするなと教えられた。くしゃみ＝sneezeも駄目。もし出たら必ず"Excuse me."と言うこと。又、スープやお茶を飲む時でも何か食べる時でも「音を立てな いこと」（＝slurp）で、コーヒーでも同様。他人の前で鼻をかむのも芳しくないでだろう。
＊挨拶：
初対面で"Nice to meet you."は相手が目下と明らかな場合だけ許されると思っていた方が良い。普通には長くなっても"I'm pleased to see you."辺りが無難。meetは目下に向かっていう言葉 で、see youだけではなく必ず"It's so nice to see you."や"It's an honor to see you here, today."のように言うこと。主語を省くのはくだけすぎ。ましてや、初対面の相手に"Nice to meet you."は無礼だし、"Nice meet you."等と文法を無視してはならない。
別れる時は"It was so nice to have a chance to see you today."でも良いし、会談中に打ち解けた雰囲気になっていれば"Nice meeting you."か"Nice talking to you."辺りまで言っても良いかも。再度会うことがない場合でも、彼等は普通に"See you later."と言うので真似ても良いか。 丁寧に言いたければ"I wish to have a chance to see you again soon."で良いだろう。
＊服装：
ビジネスの場ではキチンとアイロンが掛かったスーツが常識。上下違う「ジャケット&タイ」というブレザーに替わりズボンは避けた方が良い。同じ服を2日連続で着用してはならない。この点は大手の会社との付き合いでは相手がこういう点に厳しいと思って対応されたい。スーツの色は濃紺かチャコールグレーが常識。茶色は遊び着の色だから、ビジネスの場には着用を避ける。上着というかjacketを勧められる前にさっさと脱がないこと。
＊言葉：
時と場合によるが、文法を誤ったり、妙なSwearword等を使うと「非インテリ」か「無教養」（お里が知れる）と見なす階層が管理職以上にはいるので厳重に注意。特にIvy league等のMBA以上でにはアッパーミド ルクラス出身が多いと思っている方が無難。ここは言い出せば切りがないが、極力自分の意見をハッキリと言うことを心掛けられたい。
学校英語の"They say that ～."や"I was told that ～."や"It is said that ～."のような伝聞を伝える表現は避ける。次は"if"や"maybe"のような不確実な言葉を使わないこと。これでは相手を信用させられない結果に終わる。
なお、食事中などに手洗いに行くので席を外す場合には「絶対に直接的な表現してはならず」、最悪でも"Excuse me a minute."くらいは言うこと。後は「一寸窓の外の景色が見たいので」 などと適当なことを言えば可。私は英国風に"Where can I wash my hands?"とアメリカ式英語であるフィリピンで大失敗した経験がある。洗面器にお湯を入れたものと石けんが出てきてしまった。
ざっと思い付いたことを述べてみたが、これら以外にも沢山あるかと思う。