息子が3歳の頃から習字を公民館活動で習い始めました。あれから・・・40年なんとなく続いて師範の免許を頂いたものの・・・猿真似の文字しか書けない私で、だてに年だけ取っている事だけの情けない状況にあるのです。
今迄教えて下さった先生は5年前に他界されてしまいました。惰性でなんとなく行事として続けて来たものですから寂しい面はあった事は確かでしたが反面″ホット!”した気分もありました。
買いだめした筆や半紙が手元に残っているので、あ~~もったいないなぁと思っても自らが練習する事もなく過ごしておりました。
同じ先生に習っていた友達が新しく又習字を習っている事を耳にしました。知っている人がいるなら心強いので買いだめした書道用具も無駄にならないので再び習う事にしました。
やはり流派が違うので6級からのスタートとなりました。指を使うのでボケ防止に役立つという思いの発想で入会をしました。それから2年が経ちました。
「滄溟書展」が日本橋にある″好文画廊”にて出品されているので見に行きました。
山本翠嵐 先生 (私の師)
会の理事長である 矢島峰月氏 の作品
書といっても多種多様な書き方があって幅広い書の世界には驚かされます。書は読むものではなく見るものなのだそうです。だから絵画は見るのではなく″読む”・・・のだとか・・・
私は理事長にズゥ々しくサインを求め、なお且つ写真に納まって頂いてしまいました。年期が入るとなんでも平気で行ってしまうのはどんなものなんでしょうあつかましいですね
でも先生は快く応じて下さいました。きっとお心の広い方なのでしょう
画廊の前には紅梅が咲いていました。未だ寒気が気になる日々ですが春も遠からじと言ったところでしょうか
又すぐ近くにある「水天宮」は工事中で入れず一寸離れた場所にあって参拝者が列をなしていました。若い人が目立ちました。安産を祈願して犬の帯をもらうのでしょうか
そしてもう一つこの界隈にある「明治座」の入り口付近には中高年が時間待ちで集まっていました。
明治座の表 今日の出し物は″コロッケ”の垂れ幕
成る程!コロッケの上演なら面白そうです。ものまね王座にあるコロッケは人気があるのですね。私も時々みたい講演があってネット上で予約するのですが、なかなか思う様に手に入らないのであきらめています。
地下鉄に向かう途中にこの様な面白い光景を見ました。バムスターが何かに挑戦しているのでしょうか思わず口元がほころびました。
昨日2月19日のTV番組で″喝采”という題名がありました。内容は蜷川幸雄が平均年齢75歳、最高齢89歳と老年俳優を率いてパリ公演までの3カ月の密着ドキュメンタリーです。
劇団員の人生をたどりつつ記憶力や体力の低下と戦いながら舞台にかける思いを打ち出したものでした。
日頃、物忘れが多いだの人の名前が思い出せないとか歳を重ねてくると出てくる悩みにぶち当たっている今、その劇団員も私と同じ年代であっても自分自身がやりたい事を成就する為に各々の欠点を克服して成し遂げるその意気込みに胸を打たれました。
年だから・・・と言う隠れ蓑にカバーしている事はよくないおと思いました。
やりたい意気込みそして努力やってみて駄目ならば仕方ないという気持ちで行うことが出来ればいいと感じました。
為せば成る何事も 何時ぞやどこかで聞いた言葉を思い出しました。