ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

家持編(一)青春・恋の遍歴(21)ずっと一緒に 居りたいのんに

2011年09月08日 | 家持編(一)青春・恋の遍歴
■平成23年9月8日■
万葉集に詠われた歌を 作者別に採り上げ 人となりを「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
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★邪魔無しの 晴れて通いの 日々なれど 一緒生活くらしが 早よ来ぬものか

わが屋前やどの 時じき藤の めづらしく 今も見てしか 妹が咲容ゑまひ
あいらしい 時節じせつ外れの 藤咲いた お前の笑顔 見となったがな》
                         ―大伴家持―〈巻八・一六二七〉 
わが屋前やどの 萩の下葉したばは 秋風も いまだ吹かねば かくぞ黄変もみてる
《庭の萩 まだ秋風も 吹かんのに 下の葉ほれ見 黄葉こうようしてる》
                         ―大伴家持―〈巻八・一六二八〉 

ねもころに 物を思へば 言はむすべ すべも無し 
《しみじみと 恋しさおもたら 言いない 晴らす方法ほうほも 見当たらん》
妹とわれと 手たづさはりて あしたには 庭にで立ち ゆふべには  床とこうち払ひ 
白栲しろたへの 袖さしへて さし夜や 常にありける
 
《お前とわしと 手ぇつなぎ 朝に庭出て 夕べには とこ延べ清め 袖まじ
 一緒寝たよる ちょっとだけ》
あしひきの 山鳥こそは むかひに 妻問つまどひすといへ 現世うつせみの 人にあるわれや 何すとか 一日ひとひ一夜ひとよも さかり居て 嘆き恋ふらむ ここへば 胸こそ痛き 
《山にむ鳥 峰越えて 連れと一緒に る言うに この世生まれた このわしは
 なんで毎日 毎晩も 離れ暮らして 嘆くんか それを思たら 胸痛い》  
そこゆゑに こころぐやと 高円たかまとの 山にも野にも うち行きて 遊びあるけど  
花のみし にほひてあれば 見るごとに ましてしのはゆ 
いかにして  忘れむものそ 恋といふものを

仕様しょう無いよって なぐさみに 高円山の 山や野に 出かけて行って 遊んだら 花が綺麗きれえに 咲いてたが それ見るたんびに 益々ますますに お前のことが 偲ばれる
 どしたらんや 忘れんの 思うならん 恋うもんは》
                         ―大伴家持―〈巻八・一六二九〉 
高円たかまとの 野辺のへ容花かほばな 面影に 見えつつ妹は 忘れかねつも
《高円の  野辺の昼顔 面影に 見えてお前を 忘られんのや》
                         ―大伴家持―〈巻八・一六三〇〉 



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