■平成23年9月12日■
万葉集に詠われた歌を 作者別に採り上げ 人となりを「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
――――――――――――――――――――――――――――――――
★彷徨の 行幸の果てに 久邇の宮 山陰寂し お前が恋し
春霞 たなびく山の 隔れれば 妹に逢はずて 月そ経にける
《春霞 懸かってる山 邪魔してて お前逢わんと 一月経った》
―大伴家持―〈巻八・一四六四〉
都路を 遠みか妹が このころは 祈ひて宿れど 夢に見え来ぬ
《久邇京まで 遠いよってに この頃は 祈り寝るけど お前夢出ん》
―大伴家持―〈巻四・七六七〉
今しらす 久邇の京に 妹に逢はず 久しくなりぬ 行きてはや見な
《新しい 久邇京居るんで 長逢わん 出かけ訪ねて 早よ逢いたいな》
―大伴家持―〈巻四・七六八〉
今造る 久邇の京に 秋の夜の 長きに独り 寝るが苦しさ
《造ってる 久邇の京で 秋の夜を 独りで寝るん 遣る瀬ないがな》
―大伴家持―〈巻八・一六三一〉
〈安倍郎女―坂上郎女の従弟安倍蟲麻呂の娘?―へ〉
あしひきの 山辺に居りて 秋風の 日にけに吹けば 妹をしそ思ふ
《久邇山で 日増し秋風 吹いてきて 寒さ思たら お前恋しい》
―大伴家持―〈巻八・一六三二〉
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万葉集に詠われた歌を 作者別に採り上げ 人となりを「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
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★彷徨の 行幸の果てに 久邇の宮 山陰寂し お前が恋し
春霞 たなびく山の 隔れれば 妹に逢はずて 月そ経にける
《春霞 懸かってる山 邪魔してて お前逢わんと 一月経った》
―大伴家持―〈巻八・一四六四〉
都路を 遠みか妹が このころは 祈ひて宿れど 夢に見え来ぬ
《久邇京まで 遠いよってに この頃は 祈り寝るけど お前夢出ん》
―大伴家持―〈巻四・七六七〉
今しらす 久邇の京に 妹に逢はず 久しくなりぬ 行きてはや見な
《新しい 久邇京居るんで 長逢わん 出かけ訪ねて 早よ逢いたいな》
―大伴家持―〈巻四・七六八〉
今造る 久邇の京に 秋の夜の 長きに独り 寝るが苦しさ
《造ってる 久邇の京で 秋の夜を 独りで寝るん 遣る瀬ないがな》
―大伴家持―〈巻八・一六三一〉
〈安倍郎女―坂上郎女の従弟安倍蟲麻呂の娘?―へ〉
あしひきの 山辺に居りて 秋風の 日にけに吹けば 妹をしそ思ふ
《久邇山で 日増し秋風 吹いてきて 寒さ思たら お前恋しい》
―大伴家持―〈巻八・一六三二〉
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