■平成23年1月3日■
万葉集に詠われた歌を 作者別に採り上げ 人となりを「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
――――――――――――――――――――――――――――――――
★時代移り 従駕の歌に 登場は 大君外れ 我が妻恋し
味ごり あやに羨しく 鳴る神の 音のみ聞きし 吉野の 真木立つ山ゆ 見降せば
《羨やんで 噂聞いてた 吉野宮 山の上から 眺め見る》
川の瀬ごとに 明け来れば 朝霧立ち 夕されぱ かはづ鳴くなへ
紐解かぬ 旅にしあれば 吾のみして 清き川原を 見らくし惜しも
《川瀬川瀬に 夜明けたら 朝に霧立ち 夕方は 蛙鳴く声 聞こえてる
妻を残して 来た旅や 清い川原を わし独り 見るのん惜しい 一緒に見たい》
―車持千年―〔巻六・九一三〕
滝の上の 三船の山は 畏けど 思ひ忘るる 時も日も無し
《急流の上 聳える三船山は 好えけども お前のことが 忘れられへん》
―車持千年―〔巻六・九一四〕
【ある本の反歌】
千鳥鳴く み吉野川の 川音なす 止む時無しに 思ほゆる君
《続けざま 波音続く 吉野川 お前思うの 続けざまやで》
―車持千年―〔巻六・九一五〕
茜さす 日並べなくに わが恋は 吉野の川の 霧に立ちつつ
《旅に来て 日も経たんのに 恋募る 吉野の川で 霧が立つよに》
―車持千年―〔巻六・九一六〕
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/19/fc367694b6cf7ec5c969f7b91d5b6a63.jpg)
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万葉集に詠われた歌を 作者別に採り上げ 人となりを「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
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★時代移り 従駕の歌に 登場は 大君外れ 我が妻恋し
味ごり あやに羨しく 鳴る神の 音のみ聞きし 吉野の 真木立つ山ゆ 見降せば
《羨やんで 噂聞いてた 吉野宮 山の上から 眺め見る》
川の瀬ごとに 明け来れば 朝霧立ち 夕されぱ かはづ鳴くなへ
紐解かぬ 旅にしあれば 吾のみして 清き川原を 見らくし惜しも
《川瀬川瀬に 夜明けたら 朝に霧立ち 夕方は 蛙鳴く声 聞こえてる
妻を残して 来た旅や 清い川原を わし独り 見るのん惜しい 一緒に見たい》
―車持千年―〔巻六・九一三〕
滝の上の 三船の山は 畏けど 思ひ忘るる 時も日も無し
《急流の上 聳える三船山は 好えけども お前のことが 忘れられへん》
―車持千年―〔巻六・九一四〕
【ある本の反歌】
千鳥鳴く み吉野川の 川音なす 止む時無しに 思ほゆる君
《続けざま 波音続く 吉野川 お前思うの 続けざまやで》
―車持千年―〔巻六・九一五〕
茜さす 日並べなくに わが恋は 吉野の川の 霧に立ちつつ
《旅に来て 日も経たんのに 恋募る 吉野の川で 霧が立つよに》
―車持千年―〔巻六・九一六〕
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