NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【十一月三日】放映分
そき板もち 葺ける板目の あはざらば いかにせむとか 我が寝初めけむ
《今良えが 後逢わへんて なった時 どう成る思て うち共寝たんやろ》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六五〇)
(そき板=薄くそいだ板 これで葺いた板目は合い難い)
【万葉歌みじかものがたり】《打てども懲りず》
独りごち歌 締め括るのは
他男と共寝る児に 焦がれる男
後思わんと 共寝て仕舞た女
どこまで懲りん 恋奴歌
摺り衣 着りと夢に見つ 現には いづれの人の 言か繁けむ
《結ばれた 夢見たけども 実の処 誰とも噂 立たへんのんや》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六二一)
(衣を着る=結婚する)
天飛ぶや 軽の社の 斎ひ槻 幾代まであらむ 隠り妻ぞも
《軽神社 祀る槻の神木 永久や 内緒の妻は いつまでやろか》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六五六)
隠り沼の 下に恋ふれば 飽き足らず 人に語りつ 忌むべきものを
《胸中で 堪えてた恋 堪らんで 喋って仕舞た 言たあかんのに》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二七一九)
我妹子が 何とも我れを 思はねば 含める花の 穂に咲きぬべし
《気にすらも あの児為んので 焦れて仕舞て 秘めた胸中 出て仕舞い相や》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二七八三)
験なき 恋をもするか 夕されば 人の手まきて 寝らむ子ゆゑに
《何でまあ こんな詰まらん 恋するか 晩に他男のと 共寝るあの児やに》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五九九)
そき板もち 葺ける板目の あはざらば いかにせむとか 我が寝初めけむ
《今良えが 後逢わへんて なった時 どう成る思て うち共寝たんやろ》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六五〇)
(そき板=薄くそいだ板 これで葺いた板目は合い難い)
面忘れ だにもえ為やと 手握りて 打てども懲りず 恋といふ奴
《せめて顔 忘れさそかと 殴いても 恋の奴め 懲りんと居るわ》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五七四
――――――――――――――――――――
【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
こちらを ご覧下さい。
【古事記ものがたり】へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
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また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
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【十一月三日】放映分
そき板もち 葺ける板目の あはざらば いかにせむとか 我が寝初めけむ
《今良えが 後逢わへんて なった時 どう成る思て うち共寝たんやろ》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六五〇)
(そき板=薄くそいだ板 これで葺いた板目は合い難い)
【万葉歌みじかものがたり】《打てども懲りず》
独りごち歌 締め括るのは
他男と共寝る児に 焦がれる男
後思わんと 共寝て仕舞た女
どこまで懲りん 恋奴歌
摺り衣 着りと夢に見つ 現には いづれの人の 言か繁けむ
《結ばれた 夢見たけども 実の処 誰とも噂 立たへんのんや》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六二一)
(衣を着る=結婚する)
天飛ぶや 軽の社の 斎ひ槻 幾代まであらむ 隠り妻ぞも
《軽神社 祀る槻の神木 永久や 内緒の妻は いつまでやろか》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六五六)
隠り沼の 下に恋ふれば 飽き足らず 人に語りつ 忌むべきものを
《胸中で 堪えてた恋 堪らんで 喋って仕舞た 言たあかんのに》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二七一九)
我妹子が 何とも我れを 思はねば 含める花の 穂に咲きぬべし
《気にすらも あの児為んので 焦れて仕舞て 秘めた胸中 出て仕舞い相や》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二七八三)
験なき 恋をもするか 夕されば 人の手まきて 寝らむ子ゆゑに
《何でまあ こんな詰まらん 恋するか 晩に他男のと 共寝るあの児やに》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五九九)
そき板もち 葺ける板目の あはざらば いかにせむとか 我が寝初めけむ
《今良えが 後逢わへんて なった時 どう成る思て うち共寝たんやろ》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六五〇)
(そき板=薄くそいだ板 これで葺いた板目は合い難い)
面忘れ だにもえ為やと 手握りて 打てども懲りず 恋といふ奴
《せめて顔 忘れさそかと 殴いても 恋の奴め 懲りんと居るわ》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五七四
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古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
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