本の迷宮

漫画感想ブログです。「漫画ゆめばなし」(YAHOO!ブログ)の中の本の感想部分だけを一部ピックアップしています。

黄泉比良坂 (山岸凉子)

2006-11-22 09:00:35 | 漫画家(や・ら・わ行)
(ボニータ 1983年9月号掲載)


黄泉比良坂とは、現世と黄泉の国(よみのくに) の境となる坂。の事である。
また、「坂」とは「境界」という意味である。



怖いですね~。
自分が死んだことにも気がつかず、常闇の中で目が覚める。
やがて自分の腕がない!足もない!目が見えない!口がきけない!耳がきこえない!
・・・という事に気がつく。



いつまでこういう状態が続くのか不安のまま、次第に自分の過去を思い出し、
そして漸く、自分が死んだ事に気づくのだ・・・。



山岸凉子の絵で、こういう世界を描かれると”お見事!”と思わず、叫びたくなる。(笑)



この世に思いを残して死んでしまうと、こういう形で、地縛霊とか浮遊霊とかになって永遠に彷徨っているのかもしれない・・・。
と、妙に納得させられる、そんな作品。
作者の豊かなる想像力に拍手!!


さおだけ屋はなぜ潰れないのか? (山田真哉)

2006-11-20 13:51:25 | エッセイ
新書版ブームというか・・・これも結構話題になった本だよね。



本を開いて思ったこと。。。

活字が大きい~~!!

読みやすさ、手に取りやすさ・・・の追求なのだろうか?



これはサブタイトルが
「身近な疑問からはじめる会計学」
と、なっている。



ふ~~~ん?会計学の本なのか~?
・・・と思って手に取ると、

本書は、いわゆる「会計の入門書」ではありません。
細かい財務諸表はひとつも出てきませんし、
専門用語もそれほど多くはないので、
気を楽にして、
ひとつの読み物として読んでみてください。
きっと会計に対する見方が変わるはずです。



ま~要するに「雑学本」っていう感じですね。
「会計学」の本ではないようです。



あまり数字は得意ではない私だが、
「さおだけ屋」がどうして潰れないか程度なら理解出来る。(笑)


問題は、私自身に「数字のセンス」があるかどうか・・・っていうことなのだが・・・?
スーパーのチラシをチェックして、「前日との比較」「他店との比較」
「ある特定の数字を定期的におさえる」・・・程度はやってるつもりだ。
主婦としては、何とか合格?(笑)