出版社からのコメント
藤子・F・不二雄の、ちょっと変わった味わいの作品を集めた異色短編集。
SF的手法と鋭い風刺精神を存分に発揮し、大胆かつ繊細な構成で不可思議世界を描き出す。「藤子美学の世界」に、どっぷりと浸かれる作品集!
SFというかブラックユーモアというか社会風刺というか人間風刺というか・・・まあ、そんなものがぎっしり詰った短編集です。
「ドラえもん」の明るい世界とは真逆の世界。
大人になって読むと、ギクッとしてしまう話ばかり。
この文庫版の中に「劇画・オバQ」が収録されています。
15年ぶりに再会した正ちゃんとオバQ。
オバQは昔のまま変わってないんだけど、正ちゃんはすっかり大人になって奥さんのいるサラリーマン。
ラスト・・・オバQがつぶやく。
「正ちゃんは
もう子どもじゃないってことだな……
……
な……」そして、ひとり飛び去って行くオバQ。
大人になってしまった元少年少女たちが読むと胸にずきーっとくる話だと思います。
「コロリころげた木の根っ子」
出版社 / 著者からの内容紹介より
遅筆で知られる小説家・大和のもとへ、原稿の催促にやってきた新米編集者の西村。外で偶然に出会った2人だったが、大和の家に着くなり、大和は妻を殴り飛ばした! 実は、大和は編集者の間でもうわさの家庭内暴君だったのだ。そして大和の妻は何もいわずに、それに耐えているのだったが……(第13話)。
これはかなり怖い。
勿論、幽霊や怪物が出て怖いと言ってるわけではない。
人間の心理が実に怖いのだ。
夫の暴力に耐えている妻が考えてることは・・・。
こういう事はあり得るかもしれないから怖い。
しかし・・・最近は暴力に耐えかねて実際に相手を殺したというニュースをよく耳にする。
自分が手を下さずに相手が死ぬのを待つっていうより、実際に手を下す方が手っ取り早いのは確かだけどね。。。
藤子・F・不二雄の、ちょっと変わった味わいの作品を集めた異色短編集。
SF的手法と鋭い風刺精神を存分に発揮し、大胆かつ繊細な構成で不可思議世界を描き出す。「藤子美学の世界」に、どっぷりと浸かれる作品集!
SFというかブラックユーモアというか社会風刺というか人間風刺というか・・・まあ、そんなものがぎっしり詰った短編集です。
「ドラえもん」の明るい世界とは真逆の世界。
大人になって読むと、ギクッとしてしまう話ばかり。
この文庫版の中に「劇画・オバQ」が収録されています。
15年ぶりに再会した正ちゃんとオバQ。
オバQは昔のまま変わってないんだけど、正ちゃんはすっかり大人になって奥さんのいるサラリーマン。
ラスト・・・オバQがつぶやく。
「正ちゃんは
もう子どもじゃないってことだな……
……
な……」そして、ひとり飛び去って行くオバQ。
大人になってしまった元少年少女たちが読むと胸にずきーっとくる話だと思います。
「コロリころげた木の根っ子」
出版社 / 著者からの内容紹介より
遅筆で知られる小説家・大和のもとへ、原稿の催促にやってきた新米編集者の西村。外で偶然に出会った2人だったが、大和の家に着くなり、大和は妻を殴り飛ばした! 実は、大和は編集者の間でもうわさの家庭内暴君だったのだ。そして大和の妻は何もいわずに、それに耐えているのだったが……(第13話)。
これはかなり怖い。
勿論、幽霊や怪物が出て怖いと言ってるわけではない。
人間の心理が実に怖いのだ。
夫の暴力に耐えている妻が考えてることは・・・。
こういう事はあり得るかもしれないから怖い。
しかし・・・最近は暴力に耐えかねて実際に相手を殺したというニュースをよく耳にする。
自分が手を下さずに相手が死ぬのを待つっていうより、実際に手を下す方が手っ取り早いのは確かだけどね。。。
(忘れっぽいので、何回でも読めます)
この「ミノタウロスの皿」も「ころりころげた木の根っこ」も、鮮明に覚えています。
怖くて。。。
でも、女性でいたら、もし主人にDVを受けてて
我慢してるとしたら、そういうことほとんどの方が
考えてると思います。
犯罪者にはなりたくないですからね~
そして、「ミノタウロスの皿」も同じく。。
今の世界?世間に生きていて、常識というのは
ありますが、それは、何歳代によって違うの
ですよね。今も。だから、団塊の世代とか、
ジュニアとかそういう言葉が生きています。
私は隙間世代と呼ばれていますが。。。
本来の常識というのは、どこで作られるのか、
私は、自分が育った環境、親の考え方やらに
影響されていますが。
今の子はどうなんでしょうか?
毎日の事件を見ていても、自分の考え方とは
違うので途方にくれています。怖いです。
携帯もなかったですしね。
そいう意味で、藤子先生は将来に
いろんな問題を提起してなくなられたのかしら?
それとも、昔から変わらない問題なのか、
ほんと、手塚先生と藤子先生、その他の
亡くなられた先生は、いろんなメッセージを残されたなあと思います。
長文失礼しました。
藤子先生には一目おいてるので。。
同感です。
彼らの残してくれたメッセージがもっともっと多くの人たちの胸に届いて欲しいなあって思います。
ただ・・・最近はマンガ好きで有名な某首相が漢字を読めないとか、<漫画好き=バカ>という偏見が酷くなったようで悲しいです。(笑)
<常識>というものはなかなか難しいものだと思ってます。
どうも自分自身周りからは若いときから<非常識人間>だと思われてるようで・・・(笑)
今の若い子の考え方にはついていけない所がありますね。いや・・・年寄りの考え方も某政治家の考え方もわからないことばかり。
常識は場所や時代が変われば非常識になるかもしれないけれど、人間としてしてはいけないこと、しなければいけないことっていうのは普遍性があるって思います。
少なくても無差別殺人なんていうものは絶対にしてはいけないことだと思うのですが・・・
人類が増えすぎて困っているという世界になった場合、その世界では殺人をするのが正しいというのが常識の世界になるのでしょうか?う~~~ん???