本の迷宮

漫画感想ブログです。「漫画ゆめばなし」(YAHOO!ブログ)の中の本の感想部分だけを一部ピックアップしています。

美味しんぼ (作画:花咲 アキラ )(原作:雁屋 哲)

2008-05-19 22:23:53 | 漫画家(は行)
数日前の朝日新聞に

「美味しんぼ」25年目の和解


という記事が結構大きく載ってました。
この漫画の主人公と父親が長年の確執をといた・・・らしいです。

う~~~ん???
その日は新聞に載せるニュースがよっぽどなかったのか?
・・・って一瞬思ってしまいました。(笑)

いつのまにか100巻以上出てたんですね。
80巻あたりまでは読んでたんですけど、その後は読んでません。

料理のうんちく話満載の漫画というか、「グルメブーム」の元になったとも言われてる漫画ですよね。
単純に娯楽として読んだら面白いけれど、ここに描かれてあることが100%真実だと思うとちょっと困ることになるんでしょうね。
まあ、何でも”ほどほど”っていうのがいいんでしょう。

私がこの漫画に感心するのは料理のうんちくではなくて、(それはそれでスゴイですけどね)
味の表現力です。
子供向けの料理漫画は美味しさを表現するのに突然宇宙が現れたりしますけどね、(それはそれで面白いんですけど)
この漫画の場合は、言葉で見事に表現しているのです。

TVで美味しいものを食べる番組などでタレントが「おいしい~!」を連発してるのを観ると、
「美味しんぼ」でも読んで、言葉で味を表現する方法を勉強しろよ!って言いたくなります。
とはいえ、私自身、語彙が非常に乏しい上に味オンチなのか、せいぜい言えるのは
「美味しい」「辛い」「甘い」「苦い」「すっぱい」程度です。
タレントに文句言う前に自分がもっと表現力を勉強しなくちゃなりません。(苦笑)