丸の内 テニスカフェ

malibu string labo.

ルード張り

2022-12-28 | ガット張り 


今年最後の張りはこのダンロップSX300とRF97レッドレーバーになった・・と思うw

SX300はルード張り(ポリツアー・スピン125 ✖ ポリツアー・プロ130)で、レッドレーバーはルード張りを参考にした、メインがフォルクル・サイクロン115でクロスがアルパワー・ラフです。

2本ともメインのゲージをクロスより細くして、なおかつクロスにラフ系を使いクロスストリングにもお仕事をしてもらおうという意図(僕の場合はデス)です。今までとは逆で、まったくスナップバックを無視していますw メインを細くしたのは少しでも打球感を柔らかくしたかったからです。そう言えばフェデラー張りにちょっと似てますねえ。

このレッドレーバーの張りですが、個人的にはメインナチュラルよりコノミかもしれない。
なんてったって見た目が良くて、張りがラクチンw

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ハイブリッドの可能性

2022-11-27 | ガット張り 



まったくハイブリッドってやつは実際試してみないと解らない。チューンドアルパワーのように思いもよらない打球感になることがあるからだ。まあとにかく、組み合わせは無数と言っていいほどあるので困ってしまう。と言う訳で、現在ラボのハイブリッドはオーダーがない限りナチュラルとアルパワー(ラフを含む)、同種のポリのゲージ違い、そしてチューンドアルパワーを推奨している。

ところが、チューンドアルパワーにちょっと近いミスター・ルードのハイブリッド(ポリツアースピン125×ポリツアープロ130)のオーダーがあって、これがなかなかイイカンジだったので、新たなハイブリッドの可能性を探ってみたくなった、まあ僕は暇なのでw

今回は、単張りでは硬質な打球感になることが多いラフ系と多角形ポリストリングを組み合わせてみた。それもあえてクロスストリングにも仕事をさせるためにフェデラー仕様のようにクロスにラフを採用、ルード仕様同様メインストリングのゲージを細くしてみた。まあ、ラボには現在ラフ系のストリングはアルパワーとブラックヴェノムしかなくどちらもゲージは125なので、メインは必然的に極細ゲージになる。

サイクロン110(ブラック) ✖ アルパワーラフ

RF97にこの組み合わせは見た目がちょっとそうとうにカッコイイ!

サイクロン120(イエロー) ✖ アルパワーラフ

僕が大好きなレッドレーバーがなんだかちょっとケバくなってしまったw

打球感は軽く打った時は柔らかく、逆に叩いた時にはやや硬くヒッカカリ感を強く感じます。アルパワーとサイクロンの特徴が時にバラバラに出てくると言うかw、打球音に関しても同様にスングによってはやや不快に感じるガシャリ音が出ます。しかし、このハイブリッドで特筆すべき事はスイングした方向にボールが出る傾向がかなり強いということです。個人的にはとても好ましいですね。メインストリングのゲージに関しては、やはり110の方がかなり柔らかくホールド感がありますが、逆に言うと120の方がシッカリ感があるとも言えます。

実はサイクロンに関しては個人的には115がベストだと思っているので、本当は115で試したかったのですが、残念ながら在庫切れで今回は試すことが出来なかったということを付け加えておきます。
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Tecnifibre TF-40 vs. YONEX REGNA

2022-09-26 | ラケット 

TF-40 をなんとなく似たような レグナ98(旧デザイン)と比べてみた。



重量差約8g、この差はほぼ元グリップの材質、シンセとレザーのちがいによるものですね。フレーム自体の重量はほぼ同じと考えていいと思います。


フレームサイドの同じところにTF-40はフォームインサイド、レグナはブラックマイクロコア。
ちなみに、プロスタッフRF97にはこのような余計な表記はないですね、それがアタリマエとかw


フレーム厚に関してもTF-40 21.7mm、レグナ 21~23mmとほとんど同じくらいです。
ただ、断面形状とカラーのちがいでレグナの方がかなり細く見えます。

フェイスサイズはどちらも 98sq.in.²


TF-40 のストリングパターンはメインセンター4本の間隔がかなり狭くなっているので、クロスストリングをリズミカルに通すことがカンタンではないですね。さらにボトム側のクロスの間隔がトップ側よりも狭いこともあって、16×19のストリングパターンのラケットとしてはやや張りにくいラケットになっています。レグナはまあ普通に張りやすいですね。

最初はこのところ主に使っているフォルクル・サイクロン(110)で試していたのですが、個人的にはこのストリングとラケットの相性が TF-40、レグナ98 共にあまり良くなかったので、チューンドアルパワーに張り直した。今回のクロスストリングはアイスブルーです。まあ、アイスブルーがラボで一番余っているのでw

肝心の打球感ですが、TF-40は全てにおいてメチャクチャ普通ですw 旧レグナは撓り感が凄く、逆に新レグナはちょっとそうとうに硬い打球感、レグナと比べると球飛びのあまり良くないTF-40はその中間に位置するとも言えず、しいて言えばプロスタRF97の打球感及び操作性をかなり軽くしたカンジでしょうか・・・

しかしながら今回、新旧レグナ、旧クラッシュまで同じストリング設定(チューンドアルパワー)にして使っているのですが、気が付けばまったく特徴のないTF-40ばかり使っている・・・。試打した初日に売りに出そうかとさえ思っていたのですがねえw
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フォルクル・サイクロン 115

2021-10-24 | ストリング


前回に続いてサイクロンの極細ゲージ115です。
今回はクールブリッドで試してみた。クロスは110ゲージです。

これもメチャクチャ張りやすい、あっと言う間に張れてしまうw

打球感はやはりシャープ、なのにマイルドw クールブリッドのメリットを強く感じます。現在110とクールブリッドを交互に使っているのですが、気が付くとクールブリッドの方を使っている。まあ、これは僕のコノミだと言って置きますけどw

とにかくサイクロンは長持ちするので、体育会系でない一般のアマチュアにはこの極細ゲージがおすすめですね。ただ、国内でこのゲージ(110、115)は流通していないかもしれませんが・・・
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フォルクル・サイクロン 110

2021-10-20 | ストリング


このところラボでちょっとした人気になっているサイクロンですが、これまでゲージは125と120、カラーはイエローとブラックしか在庫していなかった。まあ、ウチのテスター(125イエロー)でも角が丸まってタマが持ち上がらなくなっても切れないし、僕はというと125より120の方がハッキリ言ってコノミだったので130の在庫は見送っていた。

このファルクルのサイクロンはポリストリングの中でも最も硬い部類に入ると思うのですが、その独特のギヤシェイプという断面形状と硬質さ故にストリング同士の接触面積も摩擦も少ないせいで、打球感はシャープなのにホールド感が良いというストリングです。

で、過去にラボで紹介したことがある、サイクロンにちょっと打球感が似た感じのMSVというメーカーのフォーカスヘックスというストリングがあるのですが、

僕はこのストリングに関しては絶対に110ゲージがイイというか、個人的には110ゲージだけがイイと思っている。110以外は鈍い感じが強くなるからです。

と言う訳で、サイクロンの極細ゲージ110を試してみることにした。

硬くて角がハッキリ出ていても、ここまで細いとストリンギングはとてもラクチンw

硬いサイクロンでも110になるとさすがにしなやかさを感じます。120に比べるとよりシャープで繊細な感じがしてボールの飛びがいいですね。まあその反面コントロール性はやや劣るかもしれませんが、この110ゲージの打球感にはとても魅力を感じます。

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Wilson BLADE98 V8.0 (18×20)

2021-10-02 | ラケット 




ラボのテスターをしてもらっているMくんのニューブレードです。
角度によってメタリックグリーンからブラウンに変化するビミョ~なカラーです。

ストリングはフォルクル・サイクロン125、とりわけこのイエローカラーはラボのストリングのなかでも最も硬くシャープな打球感が特徴ですが、この新しいブレード98 V8.0 (18×20)では結構マイルドに感じますねえ・・・、ホールド感がちょっとそうとうにイイです。まあ、僕にはちょっと無理かもしれないですけどw

フォルクル・サイクロン125イエロー 
2本張りトップダウン49ポンド
クールストリンギング(改)テンション操作なし
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ガット張りって

2021-06-14 | ガット張り 


クラッシュ100、久しぶりに自分のラケットですw

前回はサイクロン120、今回はサイクロン125と120のクールブリッドにしてみた。トップダウン、テンション操作まったくなしのクールストリンギングで収まりはまあイイカンジですね。

このフォルクルのサイクロン(イエロー)ですが、ポリストリングの中でも最も硬い部類に入ります。テンションを下げて張っても時間が経っても硬いw で、なかなか切れないw なので、ヒッカカリを感じなくなるまで張り替えずにいる訳なのですが、意外に角が取れてもこれはこれでイイなと思ってしまうw

いまさらですが、僕みたいに趣味でテニスを楽しんでいる限りは、古くなったストリングでもけっこうイイ感じで打ててる場合もあるので、張り替え時期に関しては特にこだわる必要はないですね。僕の知り合いでストリング込みのめちゃくちゃ安価なラケットを買って、切れたら張り替えずにラケットを買い替える人がいる、ショップで張り替えるより安いからw まあ価値観ってのは人それぞれなので、確かにそれもありだなとミョ~に納得してしまう。こりゃ商売上がったりだw
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ストリングの張り替え時期

2020-04-18 | ストリング
テニスガットの寿命については色々と言われています。僕は趣味でガット張りをやっているせいで『このガットまだ大丈夫ですか?』とか聞かれることがけっこうあります。まあ普通、見た目がよっぽどひどい場合を除いては『まだ大丈夫ですよ!』と言ってあげる。で、みんな安心しちゃう訳だwと言う訳で、普通じゃない人の場合がコレ、ラボのテスターが張替えに持って来た。

【フォルクル・サイクロン125の場合】

これはメインストリングのノッチです。
角度を変えて見ていくと、





ここがボールとの接触面、ちょっとつぶれた感じに見える。
使用前のサイクロンは、

こんなカンジ、とても美しい。
断面を比べると、

一目瞭然ですね、ボールとの接触面の角がキレイに取れて丸まっている。

ストリングはまだ切れてはないのですが、さすがにここまで使っちゃうと寿命ですねw
本人もボールが持ち上がらなくなったと言っております。
いやいや、使い切ってくれてありがとう。
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HEAD Graphene 360+ PRESTIGE PRO

2020-03-28 | ラケット 


プレステージプロ
16 Mains / 19 Crosses
Mains skip: 8T,8H
サイクロン125
2本張り ボトムアップ
45Lbs. クロス3Lbs.ダウン



このシャフト下側の塗装が、初期のプレステージ同様フレーム全体に施されていたらなと思ってしまった。まあ、僕はグラファイト派だったので、ファントムグラファイトの方が気になって仕方がないですけどw
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YONEX EZONE

2020-03-06 | ラケット 


100が2本、100Lが1本、105が1本・・・、ストリングはポリツアーエア。新色新ゲージのポリツアープロ115ブルーのオーダーだったのですが、まあ同じ(じゃないけど)ブルーということでw 4本とも同テンション同ストリング指定なのでラクチンですが、フェイスサイズでストリングパターンがちがうので要注意です。え~ポリツアープロのブルーに関しては、今のところ高額なので在庫をどうするか迷っているところです。

100と100LはMains skip: 7T,9T,8H、詳しくはYONEXさんのサイトで。

え~、ストリングはポリツアープロではなくフォルクル・サイクロンですw

ラボでは普通にボトムアップでクロスは3ポンドダウンにしています。
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アルパワー・ラフ×サイクロン

2019-10-25 | ガット張り 


このところサイクロンのブラックとイエローを試していたのですが、イエローの方が硬いということで、どちらが良いかというとこれはまあコノミですね。僕の場合は張りたてはブラック、時間が経つとイエローかな・・・といったところです。まあ、どちらもイイので次はオレンジだなw

と言う訳で、そろそろナチュラルに戻そうかとも思ったのですが、その前にアルパワー・ラフとサイクロンのスピン系ガット同士のハイブリッドを試してみることにした。接触面積の少ないギヤシェイプのサイクロン(120)をクロスに使った場合どうなるのか、ちょっとそうとうに興味があったからです。

RF97 
メイン:アルパワーラフ クロス:サイクロン120ブラック
テンション46×42 クールストリンギング ボトムアップ

で、試打室でちょっと試したところではホールド感が良くスピンのカカリもかなり良いような気がして期待していたのですが、実際にコートで打つとオフセンターヒットでの厳しさを痛切に感じました。まあ、まったく使えないと言う訳ではないのですが、ラボに帰ってすぐにハサミを入れてしまった、ザンネン!!



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スノワート グリンタ 98

2019-10-24 | ラケット 


話題のスノワートが来た~、ちょっと古いモデルだけどw



落ち着いたデザイン・・・、僕にはちょっとビミョ~

トップ側のタイオフは指定の位置から一つずらした。

このラケットのストリングパターンは16×16、
ストリングはサイクロン125です。

MY SERVE,YOUR SERVE って、親切というかなんというか、要る?

で、試打室でちょっと打ってみたのですが、さすがにここだけではなんとも・・・、ただ、フェイスサイズが98とは思えないほどデカイ感じがするのと、なんとなく手にした時の質感がフィッシャー・バキュームプロとかフォルクルC10とかみたいな感じだなと思った、ちょっと古過ぎて解らないですよねw 

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フォルクル・サイクロン(イエロー)

2019-10-17 | ストリング


サイクロン・イエロー(125と120)入荷!
125が在庫切れで入荷がちょっと遅れていたのですが、デザインが新しくなっている。

で、さっそくテスターに試してもらったのですが、ヨネックスのポリツアープロ同様ブラックよりイエローの方が硬いそうです。ただ、硬いと弾道は低くなりそうですが、このサイクロンは打ちだし角度が高くてちょっとビックリしたということです。考えられるのは硬い分摩擦がさらに少なく、ヒッカカリ具合とスナップバックの質が違うということでしょうかねえ・・・。

と言う訳で、僕も試してみることにした。
え~、テスターと僕ではスイングスピードが全く違いますからw

クールブリッド(125×120)
テンション46×42、ボトムアップのクールストリンギング、
レッドレーバーとセッティングは同じです。

で、僕の感想としてはですが、
とにかくブラックにくらべるとイエローはかなり硬さを感じるということが、まあすべてですw
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サイクロン・クール

2019-10-05 | ガット張り 


フォルクル・サイクロンをクールブリッド(125×120)にしてみた。
テンション46×42、ボトムアップのクールストリンギングです。
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サイクロンを他の多角形ガットと比較してみた

2019-09-27 | Good Shot 
僕のコノミというだけで地方では知る人の少ないフォルクル・サイクロンの購入に踏み切ったのですが、何人かに試打してもらったところ打球感がとてもいいということで現在追加購入を検討しています。ただ、コイツはゲージもカラーも多くてちょっと困っているw

と言う訳で、今回はサイクロンの打球感の良さに迫ってみた。

サイクロンは10角形という鈍角にしてはヒッカカリが良過ぎるので、マイクロスコープで調査したところ、


10角形といってもひとつひとつの角の出方がメチャクチャ鋭角だった。

スパイキーシャーク



5角形のヨネックス・ポリツアースピン



同じく5角形のソリンコ・ハイパーG



こうしてガットの表面と断面を比較してみると、サイクロンの表面は比較的ツルツルである上に、その断面がフォルクル独特のギヤシェイプという均等で尖った角の付け方で、もう見ただけでガット同士の接触面積が他の多角形ガットに比べてかなり小さくなるのが解ります。これがサイクロンの打球感の秘密ですね。本当に良く出来たガットだと改めて思ってしまった。



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