ガット張りなんてのは、誰がどんなにエラソーな事を言っても、速く張れれば張れるほどエライ!(?) と、思う(笑) もちろん僕の場合は、いつもテキトーで、ほとんど考えることはないので、ケッコウ速い、が、だからと言って、たかがガット張りなので、エライということはまったくナイのだな(笑)
で、最近、ガット張りで変わったことといえば、場所によってはフレームからクランプを離してガットを止めてみたりとか、ノットテンションキーを使わなくなった、ということくらいですね。 まったくイイカゲン街道まっしぐらで、世の主流から大きく外れてしまった(笑)
クランプ操作に関しては、フレーム際でクランプしようが、離してクランプしようが、フレームにかかるテンションは同じなので、何処で止めようがフレームの変形に関わるものではないですね。
で、クロスをボトムから張り上げる場合、残り7本目あたりから張り上がりテンションが変わる(上がる)ので、フレームから離してガットを止める。 これでマシンのテンション操作無しで、面圧操作がほんの少しだけ出来ます。 僕はどんなマシンで張っても、クロスはボトムから張ったほうがフレームの変形は少ない、とガンコに思い込んでいるし、クロスの終わりの方で、フレーム際でクランプしなくてイイということは、実はけっこうラクチンだったりする(笑)
ノットテンションに関しては、ノットを作るときに、僕は数種のオウルとリペアプライヤーを使っているので、ガット張りの最後、特にボトム側で余計なテンションはかけたくナイということで、まあ、これでいいのだ。 何故ボトム側で余計なテンションをかけたくないかと言うと、後の方でボトム側のクロスガットにテンションをかけると、見ていて解るほどフレームが撓むことがありますから。 まあ、トップ側でもノットテンションはかけないですけどね。
それと、同様の理由で、スターティングクランプを外す時は、必ず先にクランプで固定した後にテンションをかけ、フレームにテンションがほとんどかからない状態でスターティングクランプを外します。
クランプで固定した後、
ガットを引っ張って、スターティングクランプを外す。 これは、まあ、フツウか。
もちろん、メインがトップ側で終わるパターンを、わざわざボトム側から張るというメンドクサイことはしないです、素直に上から張ります、ハイ。 で、トップから張り下ろす場合、テンション操作はしますが、最後の方のクランプ止めは同様にテキトーにやっております(笑)
と言う訳で、メインもクロスも最後の方は、いちいちフレーム際で止めるのはメンドクサイので、テキトーに離して止めればいいんじゃないですかって、ただそれだけの事なのですが、良いか悪いかは別にして、テンション操作無しで、張り上がりテンションは均一に近づくと思います。 まあ、打球感なんてものは、張り方なんかではたいして変わらないので、すこしでもガット張りがラクチンになれば、ということです。