前にも言ったように、最近プロストリンガーのミナサンはクロスガットを上から張ってますね。 僕はこのブログではいつも、張り方のちがいでは打球感は変わらないと言ってきたのですが、前エントリーのコメントで上から張る方がイイという方もいたので、メンドクサイのですが、とりあえず使っていないラケットに上からと下からと、同じガットを同じテンションで張って再確認してみました。
まあ、当然と言えば当然なのですが、テンション操作をしない限り、ヒッティングポイント(トップ側)のクロスガットのテンションは上から張るより下から張る方が高くなります。 このあたり(トップ側)のストリングパターンはどのラケットも目が細かく設計されているので、どう張ってもココはやや硬くはなりますけどね。 上から張るのと、下から張るのとのチガイはこれですね。 あっ、一応言っておきますけど、僕は上から張った方がフレームに優しいとかなんとか、プレーとはまったく関係のない、どうでもいいことはあまり考えないですから。 そんなこと気にしてたら、ボールなんてとてもブッ叩けないですw
で、さっそく張り上がったラケットを試打室で打ってみましたけど、まあアタリマエに僕にはチガイは解らなかったです。 オマエはヘタな上に鈍感だからだろうと言われると、そのとおり、まったく反論のしようもありませんけどねw まあ同じラケットとガットですから、多少のクロスガットのテンションのチガイくらいでは、たいして変わりようもナイです。
と言う訳で、まったくムダなことをしてしまったのですが、ガットを張っていて、ちょっと思い出したことがあります。 今回のラケットとガット(キルシュバウム・スーパースマッシュ120)の組み合わせですが、ウチのバカムスコが高校時代使っていたもので、同じラケット4本と、もう1本他のラケットを使っていました。 で、コイツ、ヘタなくせにサーブだけはプロ並で、張ったばかりのガットをその日のうちに、サーブで全部切ってしまうことがありました。 角切れもタマにありましたけど、ほとんどはトップよりのメインガットで、3本位をまとめて引きちぎった状態の切れ方でしたね。 それなのに細ゲージがイイ!と、ふざけたことを言ってましたけど・・・
う~ん・・・もしかしてですが、プロがクロスガットを上から張るというのは、角切れ対策も含めて、単純に切れにくくするためかもしれないですね。 張ったばかりのガットが、しょっちゅう切れてたら試合にならないですもんね。 あくまで、ただのテニス好きなオジサンの個人的な意見ですけどw
それと、今回はどちらも1本張りをしたのですが、メインガットが下で終わるパターンのクロスガットを上から張る場合は、2本張りがベストだと思います。 1本張りにする必要もメリットもまったくなく、メンドクサイだけです。 おっと、僕みたいなシロウトには!!ですがw