文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

日本三景が一つ、安芸の宮島2

2016-10-30 17:06:01 | 旅行:広島県



 上の写真は、厳島神社の出口側から見た五重塔。室町時代に創建されたとされるこの美しい塔は、国の重要文化財だ。写真では見えないが、この横には「豊国神社」があり、本殿は千畳閣と呼ばれている。ここからの眺めは絶景だという。




 こちらの写真は厳島神社に隣接する大願寺。高野山真言宗の寺院だが、明治の神仏分離前は、厳島神社の修理・造営を行っていた寺だという。この寺に祀られている弁天様は、竹生島、江の島と並んで日本三大弁天のひとつとされている。その上には<厳島神社多宝塔が見える。


〇関連過去記事
日本三景が一つ、安芸の宮島1
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国境離島に有人の恒久施設を

2016-10-30 10:20:55 | オピニオン

 読売新聞の本日付ネット記事によれば、、政府は国境離島の住民運賃を下げるために、100億円の支援をするそうだ。確かに人が住んでいる国境離島は海洋国である我が国にとっては貴重な存在だ。排他的経済水域を確保していくうえでも、このような島には計り知れない価値がある。

 しかし、長い目で見れば、便利のよい本土への住民の移住は止まらないだろう。本土内でも、便利の悪い田舎はどんどん過疎化が進んで、限界集落が増えている。比較的人口の多い島であっても、将来はやはり過疎化が進んでいくだろう。

 それを食い止めるためには、島に恒久的な有人施設を作る必要がある。例えば国立大学の一部の学部や、官庁の一部機能を離島に持っていくのだ。今はネットの時代だ。ネットが通じていれば、本土との情報格差はあまりないだろうし、どこでも仕事ができる。大学だって、遊ぶところがなければ、学生は勉強に力を入れざるを得ない。

 住民運賃を下げるといったようなことは、とりあえずの対策にしかならない。島に人間が居続けられるような施策を考えることこと重要なのだと思う。

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書評:地理 2016年 10月号

2016-10-30 09:31:26 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
地理 2016年 10 月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
古今書院


 「本が好き!」で頂いた雑誌「地理」がなかなか興味深い内容だったので、最近はすっかり地理づいてしまっている。10月号の特集は「熊本地震」。あの地震に対して、様々な視点からのアプローチを行ったものだ。

 「被災~避難生活の体験と教訓」は、自宅で地震を体験された福本惟信さんの体験記録だ。直接体験された方による記録だけあって、地震発生直後から、2ヶ月後までの状況がよく分かる。

 「熊本地震による観光への影響」によれば、熊本でも地震の被害以上に風評被害の方が大きいようだ。悪意のないデマから、嘘を広めて喜んでいるやつらまで。とくにネット世界では、知りもしないことを得意になって言っている輩が多いので注意しないといけない。

 ただ、観光施設へ行くための交通への被害は重大のようだ。しかし、周遊ルートを工夫すれば十分に観光は可能だというから、機会があればぜひ九州の観光地を巡って欲しい。

 この他、熊本地震の特徴やメカニズム、災害対策本部における組織対応体制と地図利用、熊本城の被災状況、九州産業への影響など、地震国日本に住む者としては知っておきたい記事ばかりである。

 話は変わるが、まだこの号を読みきらないうちに、私がかって住んだことがある鳥取県でも大きな地震が起きた。私の携帯が、緊急地震速報を知らせたのは、熊本地震以来だ。(恥ずかしながら、携帯にそんな機能があることは熊本地震のときに、初めて知った)

 こちらでも、第一波の、ガクンとした揺れが感じられて、少し肝を冷した。あれで震度4だったのだから、地震のあった地域の方は、さぞかし大変な思いをされただろう。

 熊本、鳥取、どちらの地域も、一日も早い復旧を願いたいと思う。

☆☆☆☆

※本記事は、「風竜胆の書評」に掲載したものです。

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