この間、久しぶりに宮島に行ってきた。考えてみると、もう10年以上は行っていない。距離的にはそう遠くないが、いざ行こうと思うと、私が住んでいる所からは、交通機関を何回か乗り換えて行かなければならないので、金銭的にも時間的にも、結構大変だ。
宮島は日本三景の一つで「安芸の宮島」という。「安芸」とはざっくり言って、広島県の西半分のことである。ちなみに、東半分は備後。どのあたりが境目かはよく知らない。よくあるギャグだが、「安芸の宮島」を「秋の宮島」と思っていて、宮島に行くなら秋がいいんだなんて勘違いしている人もいる。
確かに、秋の紅葉シーズンなどは、宮島を訪れるには最適の時期には間違いないのだが、旧国名の「安芸」にある宮島ということで、もし間違って覚えているひとがいたら、この機会にきちんと覚えて欲しい。実は私も、広島人ではない(だからカープだのサンフレッチェだの聞くと、うっとうしくってたまらない(笑))ので、昔は「秋の宮島」だと思っていた。まあ、世界遺産になるまえのローカル観光地だったことだから、そんなもんだろう。
宮島に行ったのは、懸賞で当たった水族館の入場券の期限切れが迫って来たからだ。水族館の入場券は結構高い。無駄にしてはもったいないので、期限切れ寸前に慌てて行ったというわけである。
〇厳島神社大鳥居
せっかく宮島に来たのだから、厳島神社を通っていくことにした。入場料は大人300円。京都当たりの観光寺院に比べれば安いが、神社で入場料を取るところは珍しい。あの京都で出さえ、神社で入場料を取るところはあまり覚えがないのだが。
〇厳島神社