文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

秋吉台あるある

2016-10-16 14:24:04 | 旅行:山口県
 昨日紹介した「Mine秋吉台ジオパーク」のパンフレットだが、秋吉台あるあるといったようなことが載っていたので紹介しよう。秋吉台のある地域では、水に石灰岩起源のカルシウムが沢山含まれているため、鍋やヤカンの底が炭酸カルシウムが析出して真っ白になってしまうのだ。

 日本の水は一般に軟水だと言われるが、この地域の水はカルシウムを沢山含んだ超硬水。水道をひねればミネラルたっぷりの水が出てくるのである。

 この水が体に良いのか悪いのかはよく分からないが、カルシウムがたまることで困ることもある。例えば風呂のシャワー。カルシウムのため、穴が詰まってしまうのだ。この前実家の風呂でシャワーを使うと、半分くらいの穴しか水が出ていなかった。さすがに使い勝手が悪いので、針で詰まっている穴をひとつづつ突いて、再び水が通るようにしていく。今はまた全部の穴から水が出ているが、油断しているとまた詰まってくるので注意していないといけない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不倫騒動なんてもうおなか一杯

2016-10-16 12:00:00 | オピニオン
 テレビを視ていると、漫画家の浦沢直樹の不倫騒動を報道していた。これに限らず最近有名人の不倫騒動がよくテレビで報道される。そんなことが報道され、それを視て反応するという視聴者がいるということは、この国の文化の低さを示しているのではないだろうか。

 かって「不倫は文化だ」と言った芸能人がいたが、そんなバカなことに賛同するつもりはない。しかし、「不倫」なんて完全にプライベートなレベルだろう。誰と誰が不倫しようが、社会に与える影響は全くと言っていいほどない。そんな些末なことを嬉々として報道しているマスゴミの在り方には疑問を持たざるを得ない。

 もっともマスゴミが不倫騒動を報道するのは、それを視て反応する視聴者が多いからだ。つまりは数字が取れるということ。そんなことに興味を持つ暇があれば、もっと建設的なことに時間を使えばいいと思うのだが、下世話な話題を好む輩はいつの世の中にもいるものだ。

 こんなどうでもいいことを、公共の電波に乗せる必要があるのだろうか。少なくとも私自身は、時間の無駄だから、こんな話は見たくも聞きたくもない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:“朧月夜”ヒカルが地球にいたころ……④

2016-10-16 10:31:37 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)
“朧月夜”ヒカルが地球にいたころ……(4)<ヒカルが地球にいたころ……> (ファミ通文庫)
クリエーター情報なし
KADOKAWA / エンターブレイン

・野村美月、(絵)竹岡美穂

 文学少女シリーズの野村美月(小説)と竹岡美穂(絵)のコンビで送る、「ヒカルが地球にいたころ」シリーズの第4作目。このシリーズは、「源氏物語」をモチーフとしており、タイトルの「朧月夜」その登場人物の一人だ。桐壺帝の右大臣の六の君で、弘徽殿女御の妹という高い身分なのだが、奔放な性格の女性として描かれているようである。

 その朧月夜がモデルと思われるこの巻のヒロインは、右盾月夜子。赤い髪をした大人びて美しい少女で、「誇り高い紅の枝垂れ桜」と形容されている。2巻「夕顔」のヒロイン、夕雨は白い夕顔の花のような透明な儚さを持つ少女だったが、月夜子はその対極ともいえる、シリーズで最高に艶やかなヒロインだろう。

 作品の主人公は、平安学園1年の赤城是光という少年。本来優しい性格で思いやりもあるのだが、顔つきがものすごく凶悪なことから、扱いは、すっかりキング・オブ・ヤンキーと、誤解され続けの人生を送ってきた。そんな彼が、どういうわけか、事故で亡くなった学園の皇子帝門ヒカルの幽霊にとりつかれてしまい、彼が生前女の子たちと交わした約束を果たすために奮闘する。

 このヒカル、いったい何人の女の子と約束をしていたのか、一つ解決してもまだまだ次があるというありさま。だから巻ごとにヒロインが変わるのである。

 この作品で描かれるのは心の裏側。人は誰もペルソナを被っており本当の姿は分からない。奔放で艶やかな月夜子は、実は赤い髪がコンプレックスで、蜘蛛の化身という「六条」の呪縛に捕らわれていた少女だった。かって彼女をその呪縛から救ったのはヒカルだ。再び「六条」の呪縛に捕らわれた月夜子を、こんどは是光が救うことになる。この「六条」の正体も以外なものだった。

 事件が一段落した後、是光は、彼のことが好きな式部帆夏といっしょに、月夜子が部長を務める日舞研に入部させられることになってしまった。またひとり彼をとりまく美少女が増えたようだ。

☆☆☆☆☆

※本記事は、「風竜胆の書評」に掲載したものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする