マックンのメモ日記

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モデルのやせ過ぎにストップ、仏議会が法案を審議!

2015-03-22 17:17:11 | 健康・医療・スポーツ
ファッションモデルに過度の減量を強いる風潮に歯止めをかけようとする法案がフランス議会で審議されています。提案しているのは医師のオリビエ・ベラン議員。保険法案の修正という形で、モデルを雇う業者に本人の体格指数(BMI)が18以上であることを証明する診断書の取得や、定期的な体重チェックを義務付ける内容だ。違反者には罰金や、場合によっては禁錮刑が科せられるというものです。

ベラン議員は「モデルにもっとやせろと言い続け、危険なまでに追い詰める風潮を止めなければならない」と話す。同議員によれば、食欲を抑えるために綿の玉を飲み込むようなダイエットも横行していると言い「有名雑誌の編集長から聞いた話では、モデルを細く見せるためではなく、浮き出た骨の線を消すために写真を加工しなければならないケースが増えている」と言います。法案ではさらに、若い女性らを対象に無理なダイエットを奨励し、やせ細った体の画像を投稿させるようなウェブサイトも規制されます。

BMIは体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割って算出する値。仏国立人口統計学研究所が2009年に実施した調査によると、フランス人女性の平均は23.2と、西欧諸国の中で最も低い。ベラン議員によれば、フランスでは十代を中心に3万~4万人が摂食障害を抱えていると言います。

同国では2007年、拒食症防止を訴えるキャンペーンでモデルのイザベル・カロさんがやせ細ったヌード写真を公開し、衝撃を呼び、カロさんは10年に亡くなりました。同様の懸念はスペイン、イタリア、イスラエルでも、やせ過ぎのモデルを禁止する立法につながっています。イスラエルでは、モデルの写真を加工した場合にその事実を明記することも義務付けられました。

ベラン議員は今年末までに法を発効させたい構え。「15年中にはファッションショーのステージから拒食症のモデルがいなくなるはずだ」と話しています。