韓国にはカジノ施設が17ありますが、そのうち韓国国民も使用できる施設は一つしかありません。日本のカジノ解禁をにらんで日本のカジノ関係者も韓国を視察していますが、今、韓国では想像を超える事態が起きているといいます。韓国国民が唯一利用できるカジノ施設があるのは江原道旌善群(カンウォンド チョンソングン)にある人里離れら山の中にある韓国一の売り上げを誇るカジノ複合型施設カンウォンランドですが、今、急成長しているのです。
1980年代は炭鉱として栄えたところですが、相次ぐ廃坑で町の再建をカジノに託したのです。そして2000年韓国政府が国内唯一の韓国人も利用できるカジノ施設カンウォンランドとして建設したのです。韓国人も利用できるという事で人気になり、韓国のカジノの半分を売り上げるほどに成長し、2013年のカンウォンランドの売り上げは約1279億円、入場客約306万人に成長したのです。
カジノによる収入は様々な形で町に還元されています。旌善群(チョンソングン)では高校までの教材費と学費はすべて無料。そして給食も無料なのです。郡の収入はカジノを始める14年前の5倍に増えたのです。つまり税収は1999年が約6億5000万円だったものが、2013年には約35億円に膨らんだのです。そのうえ郡はカンウォンランドの株主となっているので年間10億円の株主配当を受けているのです。カジノ関連施設で働く人は約4500人で、そのうち6割は地元の人だと言います。カジノ誘致は雇用面でも大きな効果を上げたのです。
しかしこうした経済効果とは裏腹に地元の中学校の教室には今、空いた席が目立つと言います。サブク舎北中高等学校の朴さんによると、学生が多かった時と比べて700人も人数が減ったそうです。さらに小学校は廃校になったところもあると言います。カジノができて殺伐とした町になってしまったと言いますが、カジノができ税収も増え雇用も増えたこの町でいったい何が起きているのでしょうか。
一方、日本でのカジノ解禁をにらみ韓国で動き出した日本企業もあります。仁川で複合型カジノ施設の着工式があり、仕掛けたのはセガサミーホールディングスの里見会長です。韓国で最大規模の統合型リゾート「パラダイスシティ」の開発に着手すると演説しました。セガサミーHDは韓国大手パラダイスグループと合弁事業で巨大カジノリゾートの建設に着手したのです。2017年の開業で売上目標600億円を目指しています。日本のカジノ法案は次の通常国会に再提出されると見られ、セガサミーはその成立を見込んで動いているのです。
一方、韓国随一の売り上げを誇るカンウォンランドのあるチョンソングンの駅前広場では炊き出しに大勢の人が集まっていました。カジノで勝てば大金が入るけれど、ほとんどは無一文になってしまいます。寝る場所を失い駅前にはたくさんの人が寝ていると言います。そこに集まっていた人たちはカジノホームレスと言う人々です。カジノ依存症になり全財産を失い周辺に住み着いていたのです。カジノをやって数年で2000万円負けた。この人は数億円も負けたと。いつもは旅館に泊まるけど今日はお金がないから外に泊まるという人も、こうしたカジノホームレスはカンウォンランド周辺に1000人以上いると見られています。
李さんと言う人も初めてカジノをやり、初めてで7000円賭け、160万円の大当たり、週に2~3回通ったら半年で1200万円損した。3年過ぎたらここ(ホームレス村?)に住みついていたと言います。カジノ依存症になり生活保護の手厚いこの町から離れられなくなったと言います。奥さんや娘さんとは長い間連絡が取れなくなっていて、家族にも会えず死にたくなります。だから「みんな自殺するんですよ」と本人は言います。カジノによる自殺者は周辺だけで年間80人以上だそうです。
今や町中には100件近い質屋が立ち並んでいるそうです。カジノで負けて行った人々が高級腕時計や高級車をお金に変えていくのです。さらにカジノ客目当ての風俗店もできるなど生活環境や治安が悪化しています。そのため、カジノ開業前に7万人いた住民が今では1万人にまで減少してしまいました。
カジノがもたらした光と影。税収が増え雇用も増えたはずの元炭鉱の町で先の見えない状況が続いています。日本もカジノ法案を通してカジノを作ったら、この町の二の舞にならないという保証はありません。
1980年代は炭鉱として栄えたところですが、相次ぐ廃坑で町の再建をカジノに託したのです。そして2000年韓国政府が国内唯一の韓国人も利用できるカジノ施設カンウォンランドとして建設したのです。韓国人も利用できるという事で人気になり、韓国のカジノの半分を売り上げるほどに成長し、2013年のカンウォンランドの売り上げは約1279億円、入場客約306万人に成長したのです。
カジノによる収入は様々な形で町に還元されています。旌善群(チョンソングン)では高校までの教材費と学費はすべて無料。そして給食も無料なのです。郡の収入はカジノを始める14年前の5倍に増えたのです。つまり税収は1999年が約6億5000万円だったものが、2013年には約35億円に膨らんだのです。そのうえ郡はカンウォンランドの株主となっているので年間10億円の株主配当を受けているのです。カジノ関連施設で働く人は約4500人で、そのうち6割は地元の人だと言います。カジノ誘致は雇用面でも大きな効果を上げたのです。
しかしこうした経済効果とは裏腹に地元の中学校の教室には今、空いた席が目立つと言います。サブク舎北中高等学校の朴さんによると、学生が多かった時と比べて700人も人数が減ったそうです。さらに小学校は廃校になったところもあると言います。カジノができて殺伐とした町になってしまったと言いますが、カジノができ税収も増え雇用も増えたこの町でいったい何が起きているのでしょうか。
一方、日本でのカジノ解禁をにらみ韓国で動き出した日本企業もあります。仁川で複合型カジノ施設の着工式があり、仕掛けたのはセガサミーホールディングスの里見会長です。韓国で最大規模の統合型リゾート「パラダイスシティ」の開発に着手すると演説しました。セガサミーHDは韓国大手パラダイスグループと合弁事業で巨大カジノリゾートの建設に着手したのです。2017年の開業で売上目標600億円を目指しています。日本のカジノ法案は次の通常国会に再提出されると見られ、セガサミーはその成立を見込んで動いているのです。
一方、韓国随一の売り上げを誇るカンウォンランドのあるチョンソングンの駅前広場では炊き出しに大勢の人が集まっていました。カジノで勝てば大金が入るけれど、ほとんどは無一文になってしまいます。寝る場所を失い駅前にはたくさんの人が寝ていると言います。そこに集まっていた人たちはカジノホームレスと言う人々です。カジノ依存症になり全財産を失い周辺に住み着いていたのです。カジノをやって数年で2000万円負けた。この人は数億円も負けたと。いつもは旅館に泊まるけど今日はお金がないから外に泊まるという人も、こうしたカジノホームレスはカンウォンランド周辺に1000人以上いると見られています。
李さんと言う人も初めてカジノをやり、初めてで7000円賭け、160万円の大当たり、週に2~3回通ったら半年で1200万円損した。3年過ぎたらここ(ホームレス村?)に住みついていたと言います。カジノ依存症になり生活保護の手厚いこの町から離れられなくなったと言います。奥さんや娘さんとは長い間連絡が取れなくなっていて、家族にも会えず死にたくなります。だから「みんな自殺するんですよ」と本人は言います。カジノによる自殺者は周辺だけで年間80人以上だそうです。
今や町中には100件近い質屋が立ち並んでいるそうです。カジノで負けて行った人々が高級腕時計や高級車をお金に変えていくのです。さらにカジノ客目当ての風俗店もできるなど生活環境や治安が悪化しています。そのため、カジノ開業前に7万人いた住民が今では1万人にまで減少してしまいました。
カジノがもたらした光と影。税収が増え雇用も増えたはずの元炭鉱の町で先の見えない状況が続いています。日本もカジノ法案を通してカジノを作ったら、この町の二の舞にならないという保証はありません。