前年12月のイスラムの犠牲祭「イード・アル・アドハ」の初日にオープンした、アブダビのシェイク・ザイド・モスクは、世界第3位の大きさを誇るイスラム建築の傑作で、イスラム教以外の人が入場できるという意味では世界最大のモスクです。また世界最大のペルシャ絨毯が置かれていることでも有名です。このモスクは、アラブ首長国連邦（UAE）の建国の祖で初代大統領の故ザイド・ビン・スルタン・ナハヤンアブダビ首長にちなんだもので、アバヤ姿のムスリム女性たちに混じって大勢の欧米人たちが入っていきます。完成以来、毎週数百人が訪れているそうで、カメラを手にした海外からの観光客も多いそうです。こうしたモスクは説法がよく聞こえるようするため、残響効果がすばらしくよく声が良く聞こえるように作られ装飾も豪華です。ちなみに、私は西洋の教会を見たことがありますが、それは日本のお寺とは全く違って荘厳で煌びやかです。ちょうど賛美歌を歌っていましたが賛美歌は天使の囁きのようにきこえるほどすばらしかったです。異文化体験のすばらしさですね。
ところでモスクの建築プロジェクトを立ち上げたのは、故ザイド首長ですが、2004年11月に死去、モスクに隣接する中庭に埋葬されたそうです。モスクのパンフレットには「宗教、文明、文化の調和を重んじた故ザイド首長にささげる」とあるそうです。アブダビ観光局はガイドツアーを開始しており、イスラム教徒ではないドイツ人、フランス人、英国人、イタリア人、ロシア人、米国人、アルゼンチン人、インド人も訪れており観光地と化しているかのようです。ただ入るには事前に予約がいるようです。（土曜日～木曜日、無料）このモスクは初めて見た観光客によれば、度肝を抜かれるほどおおきいそうです。屋根の丸い部分が並外れて大きく、尖塔もたくさんあるので、巨大なタコの怪物ように見える人もいるようです。日中は写真のように鮮やかな白色ですが、夜になると、青白くライトアップされ、なかなか綺麗だそうです。ちなみに、この近くに「シャングリラホテル」というのがあって、そこからは、海を隔てた向こう岸にこのモスクを一望できるそうです。モスク目当てで訪れる際にはお勧めのホテルだそうです。ただ値段はやや高いのではないでしょうか？わかりませんが。
アブダビは、同じUAE内の観光地ドバイとは一線を画して「文化の拠点」になることを目指しているそうです。砂浜やショッピングモール以外のものを期待する観光客向けに、このモスクを観光の目玉にしたいと考えているそうです。イタリアの大理石だけを用いて建築されたこのモスクは、高さ107メートルの4つの尖塔と82のドームで構成され、4万人も収容できるほど大きなものです。柱の本数は建物内に96本、建物外に1048本。小高い丘の上に建ち、総面積2万2000平方メートルを誇るため、遠くからでもよく眺められるそうです。建設には数千人の作業員（その多くがアジア人）、モロッコ人の彫刻家らが携わり、装飾用に半貴石も使用されているそうです。
最大の呼び物は先ほども書きましたが、一度に9000人が祈りをささげられる巨大な祈祷室にしつらえられた世界最大と言われる6000メートル四方の手織りのペルシャ絨毯です。これを見るだけでもこのモスクに行くだけの価値はあると言います。イランの女性1200人以上が２年がかりで織ったもので、重さは４５トン、価格は850万ドル（約9億円）以上という。その隣に設けられた２つの祈祷室（1500人収容）は女性専用で、巨大モニターで説教を見ながら祈りをささげることができるというものです。世界最大のドーム（高さ75メートル、直径32.2メートル）、メインホールの巨大なドイツ製シャンデリア（高さ、直径とも10メートル、重量9トン）も見所だと言います。
建築目的がアブダビを文化の拠点にすると言う事ですが、読んだりする限りでは大きなモスクという豪華な観光施設という感がしないでもないですね。いくら豪華で大きなモスクを作ったとしてもそれだけで文化の拠点になるとは思えません。デジタル大辞泉によれば、文化とはこう書いてあります。 人間の生活様式の全体。人類がみずからの手で築き上げてきた有形・無形の成果の総体。それぞれの民族・地域・社会に固有の文化があり、学習によって伝習されるとともに、相互の交流によって発展してきたカルチュアとなっています。これからしても、単にモスクを造って文化の拠点を築いていくにしても、かなりの時間がかかるものでそう簡単にできるものではないということがわかります。しかしマネーを持っているということはアブダビにせよドバイにせよ、凄いの一言ですね。
シェイク・ザイド・モスク
http://www.youtube.com/watch?v=l0GH-IwXqUw
ハイファ・ワハビ（レバノンの歌手）
http://www.youtube.com/watch?v=1mebNNtuF7c&feature=channel_video_title
ところでモスクの建築プロジェクトを立ち上げたのは、故ザイド首長ですが、2004年11月に死去、モスクに隣接する中庭に埋葬されたそうです。モスクのパンフレットには「宗教、文明、文化の調和を重んじた故ザイド首長にささげる」とあるそうです。アブダビ観光局はガイドツアーを開始しており、イスラム教徒ではないドイツ人、フランス人、英国人、イタリア人、ロシア人、米国人、アルゼンチン人、インド人も訪れており観光地と化しているかのようです。ただ入るには事前に予約がいるようです。（土曜日～木曜日、無料）このモスクは初めて見た観光客によれば、度肝を抜かれるほどおおきいそうです。屋根の丸い部分が並外れて大きく、尖塔もたくさんあるので、巨大なタコの怪物ように見える人もいるようです。日中は写真のように鮮やかな白色ですが、夜になると、青白くライトアップされ、なかなか綺麗だそうです。ちなみに、この近くに「シャングリラホテル」というのがあって、そこからは、海を隔てた向こう岸にこのモスクを一望できるそうです。モスク目当てで訪れる際にはお勧めのホテルだそうです。ただ値段はやや高いのではないでしょうか？わかりませんが。
アブダビは、同じUAE内の観光地ドバイとは一線を画して「文化の拠点」になることを目指しているそうです。砂浜やショッピングモール以外のものを期待する観光客向けに、このモスクを観光の目玉にしたいと考えているそうです。イタリアの大理石だけを用いて建築されたこのモスクは、高さ107メートルの4つの尖塔と82のドームで構成され、4万人も収容できるほど大きなものです。柱の本数は建物内に96本、建物外に1048本。小高い丘の上に建ち、総面積2万2000平方メートルを誇るため、遠くからでもよく眺められるそうです。建設には数千人の作業員（その多くがアジア人）、モロッコ人の彫刻家らが携わり、装飾用に半貴石も使用されているそうです。
最大の呼び物は先ほども書きましたが、一度に9000人が祈りをささげられる巨大な祈祷室にしつらえられた世界最大と言われる6000メートル四方の手織りのペルシャ絨毯です。これを見るだけでもこのモスクに行くだけの価値はあると言います。イランの女性1200人以上が２年がかりで織ったもので、重さは４５トン、価格は850万ドル（約9億円）以上という。その隣に設けられた２つの祈祷室（1500人収容）は女性専用で、巨大モニターで説教を見ながら祈りをささげることができるというものです。世界最大のドーム（高さ75メートル、直径32.2メートル）、メインホールの巨大なドイツ製シャンデリア（高さ、直径とも10メートル、重量9トン）も見所だと言います。
建築目的がアブダビを文化の拠点にすると言う事ですが、読んだりする限りでは大きなモスクという豪華な観光施設という感がしないでもないですね。いくら豪華で大きなモスクを作ったとしてもそれだけで文化の拠点になるとは思えません。デジタル大辞泉によれば、文化とはこう書いてあります。 人間の生活様式の全体。人類がみずからの手で築き上げてきた有形・無形の成果の総体。それぞれの民族・地域・社会に固有の文化があり、学習によって伝習されるとともに、相互の交流によって発展してきたカルチュアとなっています。これからしても、単にモスクを造って文化の拠点を築いていくにしても、かなりの時間がかかるものでそう簡単にできるものではないということがわかります。しかしマネーを持っているということはアブダビにせよドバイにせよ、凄いの一言ですね。
シェイク・ザイド・モスク
http://www.youtube.com/watch?v=l0GH-IwXqUw
ハイファ・ワハビ（レバノンの歌手）
http://www.youtube.com/watch?v=1mebNNtuF7c&feature=channel_video_title