マックンのメモ日記

気になったニュースや関心事などをピックアップ。
今チワワのプッチという犬を飼っています。
可愛いですよ。

債権王は言う。日本の復興の道筋は成長こそが唯一の解だと!

2011-08-13 23:00:24 | ネット、ビジネス、IT
債権投資の草分けのビル・グロス氏はボンドキング(債権王)とも呼ばれ、信用度の危うい国や企業への批判は市場をも動かすと言われています。今回は、この人に新しい日本への復興の道筋を聞いたそうです。それによると、債券市場は先進国の財政悪化にしびれを切らし、膨らんだ債権を減らすよう各国政府に求めていると言います。再建の圧縮は支出の抑制につながり、結局は経済成長を押さえることになるわけで、これが世界的な株安が起きている理由だというわけです。

リーマンショックを機に、銀行や企業が債務の圧縮を進め、景気の底割れを避けるために各国政府が打ち出した景気刺激策がさらに債務を膨らませた。そして先週の米国債の格下げは、市場が債務の危うさに怯える切っ掛けになったのです。ビル・グロス氏が言うに、「世界的な低成長は長く続くだろうと言っており、最近まで先進国の成長ペースを年2~3%と見ていた人は多いが、いまやゼロとかマイナスの成長も否定できなくなった。債務の圧縮を終えて低成長から脱するまでにはあと、5年近くかかる」と言っています。

日本については、「日本はドイツ、中国と並ぶ巨大輸出国だから厳しいのは当然で、債権投資家としては日本の財政状況も気になり、日本国債は今、ほとんどが国内で販売できているが、少子高齢化が進めば、老いた人々は生活のために国債の売り手になる。だからと言って、日本政府が国債をわれわれ外国人に売ろうとすればもっと高い金利を求められるであろう。日本はもともと債務の規模が大きいので、利払い負担が雪だるま式に膨らんで財政はさらに悪化する。少子高齢化はもう始まっていているが、我々は日本国債をあまり持っていない」と言う。つまり少子化で今まで国債の買い手であった人たちが売り手に周り始め、新発債の発行で値がつかない(国債の未達)のを待っているということでしょうか?

日本についての唯一の回答は成長だと言います。成長率の高いアジアの人々の好む商品を作り、その生産性も高める。そのために賢くお金を使う。しかも日本は欧米に比べると交易相手に恵まれていると言います。アジア諸国に隣接しているからだといています。震災後は早く円滑に復興してほしいと願い、悲劇が構造改革の切っ掛けになり長い間続いていた経済の低迷に歴史的案終止符を打つと期待もした。産業界は震災前の生産の勢いを取り戻しており、電力不足の問題にも適応している。だが失われた20年から反転するとはまだ思えず、政治には失望している。

日本には大胆に決断を下せるリーダーが必要だと言っています。