米大統領選の民主・共和両党の最有力候補であるヒラリー・クリントン前国務長官と不動産王のドナルト・トランプ氏の「不人気度」が高まっていることが、ウォール・ストリート・ジャーナルとNBCテレビの最新の共同世論調査結果で明らかになりました。とりわけクリントン氏の人気が前月から急落しました。
両党の支持者を合わせた登録有権者全体で見ると、民主党指名候補の本命クリントン氏に対し「否定的」な見方をしているのは56%、「肯定的」なのは32%でした。3月に行われた前回調査では、否定的なのが51%、肯定的なのが38%でした。その差は前月の13ポイントから24ポイントと、ほぼ2倍に広がりました。
一方共和党の大統領指名候補争いでトップを走るトランプ氏に対しては否定的な有権者が65%、肯定的が24%で、41ポイント開きました。不人気度は、引き続き両党の候補らの中で最も高い。ただ、クリントン氏と違い、その差は前月と大きくは変わっていません。
共和党の指名候補争いで第2位のテッド・クルーズ上院議員(テキサス州)もイメージが悪い問題を抱えており、否定的に見ている有権者は全体のほぼ半分で、肯定的が26%にとどまりました。民主・共和両党のどの候補も、不人気ぶりに悩まされており、登録有権者の間で好感度が50%を超える候補は1人もいません。
嫌いな人が最も少ないのは、もう1人の共和党候補であるジョン・ケーシック・オハイオ州知事だが、同氏は知名度も低い。登録有権者の間で肯定的なのは約31%で、否定的なのは19%、中立が31%でしたが、「ケーシック氏のことを知らない」、もしくは「分からない」が19%ありました。民主党でクリントン氏に対抗しているバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)も、好感度が嫌悪度を上回っており、肯定的な回答者が45%、否定的なのが36%でした。
クリントン氏の人気度がこの1カ月間に急落した背景には、共和党候補だけでなく民主党のサンダース候補からの攻撃が激しさを増していることがあります。最近行われた民主党予備選・党員集会では、サンダース氏がクリントン氏に連続勝利しています。
ただ民主・共和両党のどの候補も、有権者全体ではなくそれぞれの党の支持層の間では好感度が高くなっています。民主党支持層の間ではクリントン氏に肯定的なイメージを持つ人は約63%で、否定的なのが20%でした。共和党支持層では、トランプ氏に対し肯定的な人と否定的な人がいずれも42%で並びました。クルーズ氏は、肯定的が45%、否定的が27%でした。
共和党上層部の中には、全国党大会でトランプ、クルーズの両氏に代えて、ポール・ライアン下院議長(ウィスコンシン州)が党指名候補に選出されることを期待する声があります。しかしそれが実現しても、ライアン氏は大統領選の本選で強力な共和党候補にはならない可能性があります。今回の世論調査で、ライアン氏を否定的に見ている人は28%だったのに対し、肯定的なのが26%にとどまったからです。
調査は、登録有権者1000人を対象に10-14日に実施された。誤差はプラス、マイナス3.1%ポイントでした。(ソースWSJ)
両党の支持者を合わせた登録有権者全体で見ると、民主党指名候補の本命クリントン氏に対し「否定的」な見方をしているのは56%、「肯定的」なのは32%でした。3月に行われた前回調査では、否定的なのが51%、肯定的なのが38%でした。その差は前月の13ポイントから24ポイントと、ほぼ2倍に広がりました。
一方共和党の大統領指名候補争いでトップを走るトランプ氏に対しては否定的な有権者が65%、肯定的が24%で、41ポイント開きました。不人気度は、引き続き両党の候補らの中で最も高い。ただ、クリントン氏と違い、その差は前月と大きくは変わっていません。
共和党の指名候補争いで第2位のテッド・クルーズ上院議員(テキサス州)もイメージが悪い問題を抱えており、否定的に見ている有権者は全体のほぼ半分で、肯定的が26%にとどまりました。民主・共和両党のどの候補も、不人気ぶりに悩まされており、登録有権者の間で好感度が50%を超える候補は1人もいません。
嫌いな人が最も少ないのは、もう1人の共和党候補であるジョン・ケーシック・オハイオ州知事だが、同氏は知名度も低い。登録有権者の間で肯定的なのは約31%で、否定的なのは19%、中立が31%でしたが、「ケーシック氏のことを知らない」、もしくは「分からない」が19%ありました。民主党でクリントン氏に対抗しているバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)も、好感度が嫌悪度を上回っており、肯定的な回答者が45%、否定的なのが36%でした。
クリントン氏の人気度がこの1カ月間に急落した背景には、共和党候補だけでなく民主党のサンダース候補からの攻撃が激しさを増していることがあります。最近行われた民主党予備選・党員集会では、サンダース氏がクリントン氏に連続勝利しています。
ただ民主・共和両党のどの候補も、有権者全体ではなくそれぞれの党の支持層の間では好感度が高くなっています。民主党支持層の間ではクリントン氏に肯定的なイメージを持つ人は約63%で、否定的なのが20%でした。共和党支持層では、トランプ氏に対し肯定的な人と否定的な人がいずれも42%で並びました。クルーズ氏は、肯定的が45%、否定的が27%でした。
共和党上層部の中には、全国党大会でトランプ、クルーズの両氏に代えて、ポール・ライアン下院議長(ウィスコンシン州)が党指名候補に選出されることを期待する声があります。しかしそれが実現しても、ライアン氏は大統領選の本選で強力な共和党候補にはならない可能性があります。今回の世論調査で、ライアン氏を否定的に見ている人は28%だったのに対し、肯定的なのが26%にとどまったからです。
調査は、登録有権者1000人を対象に10-14日に実施された。誤差はプラス、マイナス3.1%ポイントでした。(ソースWSJ)
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