マックンのメモ日記

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木星の衛星「エウパウロ」に巨大な湖があり、生命の存在の可能性もあるという!

2011-11-18 16:25:10 | 宇宙・サイエンス・科学技術
NASAは17日、木星の衛星エウロパの表面を覆う氷の下に米国の五大湖に匹敵するような巨大な湖がある可能性を示す新たな証拠を見つけたと発表しました。五大湖は、アメリカ合衆国及びカナダの国境線をなす5つの湖の総称であって一つの湖というわけではありませんが、川によって繋がっている世界最大級の淡水水系なのです。そういう意味では一つの湖と言えない事もないかも知れませんが、五大湖というようにそれぞれ別の名前がついていており、塩湖以外ではスペリオル湖は世界最大級の面積を誇ります。

ちなみに、世界で一番大きな湖はカスピカイ(374,000k㎡)で二番目がスペリオル湖(82,400k㎡)、3番目がビクトリア湖、4番目がヒューロン湖(59,600k㎡)、5番目がミシガン湖(58,000k㎡)となっています。ただカスピ海は塩湖ですので淡水では五大湖のスペリオル湖が一番大きな湖と言うわけです。エリー湖は(25,800k㎡)、オンタリオ湖は(19,000k㎡)と言う事で、合計すると244,800k㎡となりますが、それでもカスピ海には届かないので、反対に言えばいかにカスピ海が大きいかがわかるような気がします。では五大湖全部の大きさはと言うと、だいたい本州(227,969 km²)くらいの大きさになります。そう考えるとその大きさが想像できるかと思います。

大きさが想像できたところで、木星の衛星エウパウロの表面を覆う氷の下に、その五大湖に匹敵するような巨大な湖があると言う事です。木星には衛星が65個発見されていますが、そのうち47個は直径 10 km に満たない小さなもので、大きな衛星は4つありイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト(ガリレオ衛星)です。4つの中の衛星の中ではエウパロは一番小さくその大きさは直径が3,122kmだそうです。月の直径が3474kmですので月の大きさよりも一回りほど小さな衛星だということになります。本州の長さ3個分の大きさに相当すると考えられ、月の模様にあるウサギと本州を比較すると、本州はウサギの耳よりも大きいかもしれません。木星の下にある海もそのくらいの長さの湖ではないかと想像します。

水は生命誕生に欠かせない条件とされ、エウパロの氷の下に大量の海水が存在するとの説は、以前からあったそうですが、今回の研究で、「生命が存在する可能性が高まった」と言っています。チームはガリレオが撮影したエウパロの表面の氷の形状を、地球の南極などの地形と比較したところ、エウパロの一地点に見つかった切り立った崖や窪みに落ち込んだ形状は、厚さ数キロの氷の下部に大量の水があって、氷と盛んに交じり合って形成された可能性が高いことを突き止めたそうです。

氷と水が交じり合えば、水中にも栄養分やエネルギーが運ばれていると見られ、チームは生命の存在にとって有利に働く可能性があると見ているそうです。こう言うニュースを聞くと何か人間の冒険心をくすぐる様で、いるとしたらどんな生物がいるのだろうと想像してしまいませんか?良い話のない昨今ですが、夢のある話ですよね。

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