ドナルド・トランプ氏は大統領選に向け共和党候補の指名獲得を事実上確実にしていますが、全国党大会前の最後の予備選に向け、大々的な選挙運動を再開しました。
しかし、24日にニューメキシコ州アルバカーキで行われた遊説は反トランプ派と警察隊が衝突する騒ぎとなり、トランプ氏の言動は相変わらず礼を失するものでした。
トランプ氏は同じ共和党のニューメキシコ州知事をなじったほか、大統領選でのテレプロンプターの使用禁止を訴え、男性有権者の支持率が高いにもかかわらず「女性と記録を打ち立てたい」とふざけてみせました。
遊説会場となったコンベンションセンターの外では反トランプ派の抗議者と警察が衝突。アルバカーキ警察当局によると、抗議者らは石やプラスチックボトルなどを警察の馬などに向かって投げたほか、ガラス製のドアを空気銃で破壊したもようです。
警察当局はツイッターに「目撃された煙は催涙ガスではありません。ただの煙です。われわれは催涙ガスを使用していません」と投稿しました。
トランプ氏は今月3日に共和党候補の指名獲得を事実上確定した後、公のイベントをほんの数回行っただけで、本格的な選挙遊説を今週から再開したばかり。本選へ向けて資金調達活動にも本腰を入れたところです。これまでの11カ月の選挙費用は、その大半がトランプ氏の手持ち資金で賄ってきました。
トランプ氏は24日夜の演説で、貿易協定の再交渉や雇用創出といった目玉政策を繰り返しましたが、遊説を一時中断していた間に新たな材料も仕込んだようです。民主党候補として本命視されているヒラリー・クリントン前国務長官からは女性蔑視との攻撃を受けていますが、世論調査で示されている男女間の2ケタの支持率格差を縮めたいと思っているようです。
騒々しい大勢の聴衆に向かってトランプ氏は「私は男性(の支持率)で記録を打ち立てていると言われているようだが(中略)あまりわくわくしない」とし、「男性とではなく、女性と記録を打ち立てたい」と述べました。
また、クリントン氏がテレプロンプターを使用して演説を行っていることを茶化し、「彼女が叫ぶので、私は気が狂いそうになる(中略)聞いていられない」と語りました。
クリントン氏に対してとげのある発言を繰り返してはいるものの、トランプ氏が6月7日に予備選を控える西部3州――カリフォルニア、ニューメキシコ、モンタナ――での遊説を決断したことに、まだ予備選の戦いを終えていないという同氏の心情が窺(うかが)えます。最後まで残っていた2人の対立候補が数週間前に指名争いから撤退しましたが、次の予備選で指名に必要な1237人の代議員を獲得するまで、トランプ氏は正式に勝利宣言しないもようです。6月7日はニュージャージー、サウスダコタ両州でも予備選が行われます。
共和党の主流派がまだトランプ氏を支持していないことを示す証しとして、トランプ氏の応援演説を行う議員や党幹部はいませんでした。大統領選の遊説では彼らの応援が慣例になっているにもかかわらずです。
トランプ氏は「システムが私に不利なのだ。最初からそうだった。だが私はそれを好ましいと思っている。システムを打ち負かすことより良いことはないからだ」と述べました。(ソースWSJ)
しかし、24日にニューメキシコ州アルバカーキで行われた遊説は反トランプ派と警察隊が衝突する騒ぎとなり、トランプ氏の言動は相変わらず礼を失するものでした。
トランプ氏は同じ共和党のニューメキシコ州知事をなじったほか、大統領選でのテレプロンプターの使用禁止を訴え、男性有権者の支持率が高いにもかかわらず「女性と記録を打ち立てたい」とふざけてみせました。
遊説会場となったコンベンションセンターの外では反トランプ派の抗議者と警察が衝突。アルバカーキ警察当局によると、抗議者らは石やプラスチックボトルなどを警察の馬などに向かって投げたほか、ガラス製のドアを空気銃で破壊したもようです。
警察当局はツイッターに「目撃された煙は催涙ガスではありません。ただの煙です。われわれは催涙ガスを使用していません」と投稿しました。
トランプ氏は今月3日に共和党候補の指名獲得を事実上確定した後、公のイベントをほんの数回行っただけで、本格的な選挙遊説を今週から再開したばかり。本選へ向けて資金調達活動にも本腰を入れたところです。これまでの11カ月の選挙費用は、その大半がトランプ氏の手持ち資金で賄ってきました。
トランプ氏は24日夜の演説で、貿易協定の再交渉や雇用創出といった目玉政策を繰り返しましたが、遊説を一時中断していた間に新たな材料も仕込んだようです。民主党候補として本命視されているヒラリー・クリントン前国務長官からは女性蔑視との攻撃を受けていますが、世論調査で示されている男女間の2ケタの支持率格差を縮めたいと思っているようです。
騒々しい大勢の聴衆に向かってトランプ氏は「私は男性(の支持率)で記録を打ち立てていると言われているようだが(中略)あまりわくわくしない」とし、「男性とではなく、女性と記録を打ち立てたい」と述べました。
また、クリントン氏がテレプロンプターを使用して演説を行っていることを茶化し、「彼女が叫ぶので、私は気が狂いそうになる(中略)聞いていられない」と語りました。
クリントン氏に対してとげのある発言を繰り返してはいるものの、トランプ氏が6月7日に予備選を控える西部3州――カリフォルニア、ニューメキシコ、モンタナ――での遊説を決断したことに、まだ予備選の戦いを終えていないという同氏の心情が窺(うかが)えます。最後まで残っていた2人の対立候補が数週間前に指名争いから撤退しましたが、次の予備選で指名に必要な1237人の代議員を獲得するまで、トランプ氏は正式に勝利宣言しないもようです。6月7日はニュージャージー、サウスダコタ両州でも予備選が行われます。
共和党の主流派がまだトランプ氏を支持していないことを示す証しとして、トランプ氏の応援演説を行う議員や党幹部はいませんでした。大統領選の遊説では彼らの応援が慣例になっているにもかかわらずです。
トランプ氏は「システムが私に不利なのだ。最初からそうだった。だが私はそれを好ましいと思っている。システムを打ち負かすことより良いことはないからだ」と述べました。(ソースWSJ)
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