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ロシアの隕石は時速約6,3万キロ、直径は最大20メートル、広島原爆の10~30倍!

2013-10-24 21:51:39 | 宇宙・サイエンス・科学技術
ロシア・チェリャビンスク州上空で2月に爆発した隕石は、地表面に対して18,5度の浅い角度で大気圏に突入し、秒速17,7キロ(時速6万3720キロ)の猛スピードで落下したと推定されることが、欧米の気象衛星の観測画像で分かりました。そして、その分析結果を米コロラド州立大などの研究チームが発表しました。

衛星は赤道所の高度約3万6000キロに制止する欧州の「メテオサット9」と、高度830キロで地球を南北に周回する米国の「DMSP・F16」です。観測画像では、隕石落下に伴い発生した白い筋が高度89,8キロまで、長さ212,1キロにわたり東西に延びていました。

隕石は現地時間2月15日午前9時20分ごろに落下し、割れた窓ガラスなどで多数の負傷者が出ました。これまでの報告では、隕石の直径は最大20メートル。重さは同1万トンとされています。これが上空の成層圏で爆発した際のエネルギーは、TNT火薬換算で100~500トンとみられ、広島に投下された原爆の10~30倍程度に当たると言うから、隕石がまともに地球上で爆発していたらとんでもないことになったのです。

落下場所はバイカル湖のよりもっと北上の方から東の方に向かってモスクワから150キロにあるウラル山脈のカザフスタンに近い場所・ウラル地方チェリャビンスク州に隕石が落下したのです。16:30頃の第一報以後、負傷者は1000人を超えたと言います。ちなみに、NASAはこの隕石落下を事前に観測できず、既存の観測技術に限界があることを明らかにしたうえで、「現在は、地球に飛来する可能性のある小惑星のうち、15%前後しか観測できていない」と述べています。

また、爆発威力は広島型原爆の30倍以上と見られていますが、ロシア政府は、潜水チームを派遣して湖底の調査を始め、隕石の破片の回収に当たりました。地球には、直径が3メートルから7メートルの小さな隕石が、ほぼ毎日、落下していて、そのほとんどが大気圏に突入した際に燃え尽きるか、海上など人の住まない地域に落下していますが、今回のようなケースもないわけではないのです。NASAでは「100年に1度という極めてまれな事態だ」だと説明しています。

同じようなことは、およそ100年前の1908年、同じロシアの西シベリア上空で、隕石が大気圏に落下したことによるとみられる大爆発があり、「ツングースカ大爆発」として知られています。 この爆発は、人が住んでいない地域の上空で起きたために死傷者は出ませんでしたが、2000平方キロメートルに渡って樹木8000万本がなぎ倒され、現場から1500キロメートル離れた都市イルクーツクでも揺れが観測されました。 また、最近では2008年10月、アフリカ・スーダンの砂漠の上空で直径数メートルと推定される隕石が、大気圏に突入して爆発しています。

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