かぶとん 江戸・東京の歴史散歩&池上本門寺

池上本門寺をベースに江戸の歴史・文化の学びと都内散策をしています。

日本橋 三井記念美術館と貨幣博物館 2

2010-06-10 | 美術館・博物館
三井記念美術館を出て、三井本館と三越本店の間を通り、日本銀行本店の方へと向かう。
向かって左手、日本銀行分館にある日本銀行金融研究所 貨幣博物館へ行った。

江戸検に興味をもち、今になって思う。思ったからといって、どうということもないが。
歴史は、政治と経済とが両輪となって動いている。とりわけ、経済(お金)。
世の中、経済的に立ち行かなくなると、社会がかわる。人もかわる。


手前に日銀本店。右手に三井本館。中央に日本橋三井タワー。


三越本店を見上げる。


貨幣博物館  CURRENCY MUSEUM

知らない人からすると、一見、敷居が高そうに見えるかもしれない。警備の人は常駐してるし、アンケート記入は必要だし。ただし、中に入って古今の金貨に取り囲まれると、じっくり観賞していこうという気になる。まして、こちらは江戸時代の三貨制度、学習中の身だ。

1. こうして貨幣は誕生した  〇物々交換から物品貨幣へ
2. 皇朝銭のロマンと挫折  〇わが国初の貨幣発行
3. 海を渡ってきた銭貨たち  〇中国銭の使用
4. 黄金と戦国武将の見果てぬ夢  〇江戸時代貨幣の芽生え
5. 金、銀、銭を使った人々  〇独自の幣制の成立
6. 度重なる改鋳と民衆のとまどい  〇幣制の安定と動揺
7. 新しい時代の夜明け  〇明治初期の幣制混乱
8. コインもお札も文明開化  〇円の誕生
9. 福の紙幣(かみ)「大黒天」の登場  〇日本銀行の設立
10.信頼される「円」を目指して  〇金本位制度から管理通貨制度へ

日本貨幣史(江戸時代と、その前後)
1550頃   甲州武田氏、「甲州金」を鋳造
1588    豊臣秀吉、「天正大判」を鋳造(最初の大判)
1600頃   伊勢国で日本最初の紙幣「山田羽書」が流通
1601    徳川家康、慶長金銀を発行(金銀貨の全国統一)
1603    江戸幕府成立
1661    福井藩、藩札を発行(現存する最も古い藩札)
1670    江戸幕府、銅銭を「寛永通宝」に統一(三貨制度の完成)
1695    江戸幕府、初の金銀貨改鋳(元禄の改鋳)
1867    徳川慶喜による大政奉還
1868    明治政府、「太政官札」発行
1871    新貨条例による金銀貨発行(円の制定)
「貨幣博物館」パンフレット、による。




ところかわって、中央区立 城東小学校の正面玄関。
東京駅八重洲口そば。
前に聞いた記憶が定かでないが、一学年一学級。全6クラス。
屋上の活用。緑化、菜園、稲作、ホタルの飼育等々をやっている。
敬愛する青龍社の川端龍子(画伯)は、合併前の旧日本橋城東小学校、卒業。


正面玄関の脇に立つ、少年のブロンズ像。


東京在住のゴルフ仲間、松〇会の皆さん 一次会の次は・・・



ちょっと目につく逆さボウキ。
「タバコを投げ棄てる 民度の低い人のための ホーキ」