ひっそり一口馬主

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タニノビッグネーム06 血統評価

2008年02月24日 13時00分51秒 | 過去の出資馬
この馬は最近まで松田国英厩舎にいたタニノエタニティの全妹。
当然、血統評価も同一。

タニノビッグネームの06
 父ラムタラ
 母タニノビッグネーム(カツラギエース)

公式評価
 ○□□○○□○○ 1A級 芝9~15F ダート8~10F

Nasrullah、次いでNearcoを主導に、Sickle(=Pharamond)のスピード、DjebelやUmidwarなどのスタミナを加え、父の特徴を比較的うまく再現している。
Menowがクロスせず、欧米の血の結合に弱さを残すため、開花・仕上がりに手間取るが、血の質は高く、底力・成長力は期待できる。晩成。

以上、血統クラシックロードより転載

母タニノビッグネームはカツラギエースの代表産駒の1頭で、タニノギムレットの母タニノクリスタルの半姉。父と同様Nasrullah、Nearcoのクロスが無く、Sea Bird、Graustarkといった質の高い血を生かした高度な血統構成であった。
カツラギエースの血統構成は、Pharos・Blandfordを主導に、Mumtaz Mahalのスピードを加えた簡素な異系交配で、3冠馬ミスターシービー・シンボリルドルフと比べても遜色ない内容。異系交配であり、種牡馬としては難しいものがあったが、Nasrullah、Djebel、Relicといった現代では主流となっている血を含み、繁殖に入って真価を発揮する種牡馬と言える。
それだけに、繁殖牝馬の中にほとんど残っていない現状は寂しいものを感じる。

この馬は、貴重なカツラギエースの血を引くと言うだけでなく、繁殖としてBRFにいる種牡馬(特に、ロサード、イーグルカフェ、マイネルラヴ)との相性に優れているという特徴がある。
BRFではこの馬を一流馬に育てるのは難しいだろうが、せめて繁殖牝馬として残してもらえるような活躍をお願いしたい。


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