ラフィアン２００６ ３次募集馬発表

毎年恒例となった３次募集。
今年の募集馬は３頭の予定らしい。

マンハッタンカフェ×セリーナビューティ（Gulch）
High Chaparral×Green Lassy（Green Tune）
Green Desert×Naval Affair（ラストタイクーン）

血統構成から見て、マンハッタンカフェとGreen Desertは及第点。High Chaparral産駒はそれより劣ると言ったところ。

マンハッタンカフェ産駒は母セリーナビューティ内の血がGulch、Damascus、Nijinsky、Quillと質が高く、その生かし方もなかなかのもの。父の母方の弱点はあるが、異型交配であるため弱点は軽微であると考えられ、マンハッタンカフェ産駒としては上位の配合だろう。
Green Desert産駒は、Northern Dancerの３×４とNever Bendの４×５＊５で全体をまとめた配合。影響度バランスは良くないが、強調された父内の血の生かし方は良く、迫力がある。Princequilloのスタミナが生き、父のイメージとは異なる中距離タイプだと思われる。

High Chaparral産駒だが、Northern Dancerの３×５＊６の中間断絶のほか、Krisの４×４とShirley Heightsの４×４の単一が派生。父のシンプルさは失われ、さらに父の特徴であるDjebelの血が母内は９代目に１つだけと傾向も良くない。

以上が五十嵐理論から見た３頭の血統分析。
もし１頭出資するならGreen Desert産駒だが、今のところ出資する気にはならない。

マイネルコルモ近況

マイネルコルモ ……父マヤノトップガン／母ベニハナ　美浦・谷原義明厩舎……
１１日（土）、東京で出走し、７着でした。好スタートから押し出されるようにハナへ行くも、追い込み勢に有利な流れになります。推定３７．７秒もの上がりを要し、直線の半ば過ぎで外から６頭に交わされました。テンにふわっと行かせた方が良かった印象。谷原調教師は「馬場が湿ってたし、荒れたところを通った影響もあったと思う」と話していました。


盗人猛々しい、とでも言えばよいのだろうか？
レースを見る限りは、「押し出されるように」ではなく、「押して」ハナに立っているし、追い込み勢に有利な流れに「なった」のではなく「した」のは明白なのだが。

次はこんなレースは見せて欲しくない。

マイネルオアシス近況

マイネルオアシス ……父パラダイスクリーク／母ピンキーバーク　美浦・岩戸孝樹厩舎……
美浦で調整中。坂路とダートコースを中心に乗り込まれています。前走でしきりに立ち上がっていものの、ゲート委員からは「次走まで練習しておくように」と注意されただけです。再審査の通達は受けていません。トレセンで行っている駐立の練習では大人しくしています。岩戸調教師は「前走はすべて流れが悪かった。ルメール（騎手）の腹帯が硬くて装鞍に手間取ったせいか、レース前から馬がイライラしていた。今度はフレッシュな状態で臨ませたい」と話していました。１５日（水）に最速ラップとなる１１．６秒をマーク。東京最終週の芝２０００ｍか、中山開幕週の芝１８００ｍに出走する予定です。


最速ラップといっても、次のラップが１３．３秒では褒められたものではないと思うが、私の高望みなのだろうか？

ゲート再審査にならなかったのは何よりだし、次走はキッチリ仕上げてきて欲しいところ。
岩戸調教師も流れのせいにする前に、自分の仕上げの甘さを悔いるべきだと思う。

マイネレプリーク近況

マイネレプリーク ……父アフリート／母イブキニュースター　美浦・高橋裕厩舎……
１９日（日）、東京２Ｒの牝馬限定・芝１６００ｍに出走します。中１週になるため、１５日（水）の追い切りは終いに重点を置く内容。シャープな脚さばきを見せ、２ハロン続けて１１．９秒をマークしました。叩いた効果が感じられ、初戦の精神状態で臨めれば上位争いが期待できます。調教師は「プラス体重になるかもしれないけど太くはないよ」と話していました。


しっかり調教してプラス体重ならむしろ好都合。
状態は変わらず良いと見ていいだろう。

東京競馬場だと、なぜか直線に入ってから騎手が追い出しに掛かるレースになることが多くて、結果的に前残りになるレースが多くなる。
前走はまさにそんなレースであり、瞬発力に欠けるレプリークが負けたのも当然だったとも言える。
今度こそ積極的な競馬を見せて欲しいが。