今日、菌糸瓶をチェックしていると、羽化を確認できている南ベトナムクルビデンスSSPの瓶の通気用キッチンペーパーが破れているではないか・・・
「脱走するには羽化した時期が最近過ぎるし・・・・イヤな予感・・・」とペーパーをはずして内部を覗き込んでみると、足の付け根の部分がある!
掘り出すにつれてバラバラ死体の全貌が・・・・
蛹室の余分な湿気を逃がすために蓋をはずしていたのが裏目に出ました^^;
犯人は、昨日捕獲した逃亡スマトラオオヒラタのメスだと思われます。
この近くの別の瓶のフィルターから内部を窺っていたのを捕獲しました。
胸部と腹部のジョイント部に齧りついた痕が確認できます。ここから羽化直後の動きの鈍い南ベトナムクルビデンスSSPのオスの体液を吸ったと思われます(T T)
繋ぎ合わせた各部のパーツを見る限りでは、70mm後半の最大オスだったのですが、無念!!!
そして、代わりに卵が3粒置いてありました。(8/25現在、孵化しています。)
「こんな代品で堪忍できるか~」
この間からヒラタの逃亡メスは必ずと言っていいほどオオクワ系の菌糸瓶を物色していました。野生ではオオクワガタが最大のライバルであり、ご馳走なのではないでしょうか?
この2日間で菌糸瓶に潜り込もうとしている国産ワイルドヒラタのメスを3匹捕獲しました。
普段は見もしないのですが、家のすぐ隣の敷地の畑に入るとシイタケの廃ホダが山積みでした。そしてクワガタの食痕や脱出坑が確認できました。
どうりでヒラタの来訪が多い訳です。飼育棚から20mほどの所で発生しているのですから・・・。^^;
私も一度羽化したメスが蓋の穴から脱出して他のビンに潜った経験があります。
被害の記憶はありませんが、タイミングによっては羽化した別種と取り違える恐れもあるので、最近は羽化してしばらくしたら脱出できないようにある程度菌糸を掘ってしまうようにしています。
アゴまで粉々になるまで喰っていました!
パズルみたく、パーツをつなげるとそこそこのサイズだったので残念です。
とりあえず♂♀は確保しているのでミニミニペアで累代することになりそうです。