飼育を始めた頃はオオクワガタの産地など考えてもいなかった。
というわけで、わざわざ産地不明幼虫を専門ショップで購入してしまった。家に居るオオクワガタの成虫ペアもそうだ。今考えればショップにはいいお客さんだったのだろう。
私の感覚では小さい時、名古屋の祖父の家で貰ったクワガタやカブトを大阪で逃がしたりした経験から、国内の産地など無意味だと思っていた。
でも、世間ではそうではなかったのである。それを知ってからは産地不明オオクワガタのペアリングはやりにくい。
この幼虫がその産地不明オオクワガタの幼虫なのだが、1.7リットル瓶で羽化までいけると安心していたのが、菌糸が真っ黒に劣化していた。
菌糸は熟成させていたつもりであったが、度を越していたようである。
オオクワガタは新鮮な菌糸瓶を使うべきであった。
これは失敗体験として残しておくことにする。
三階松菌糸でも比較的水分の多いTYPE-L2などは詰めてから6ヶ月を過ぎると非常に劣化が早くなり、パラワンの成長が止まってしまうことがわかった。このパラワンオオヒラタ幼虫は1本目800ccを食い上げた時の体重が48gで今回も48gと大人しく食べていた割りには成長していない。
水分が少ないTYPE-Tのスマトラ向けでは劣化が少ない。
水分の多い菌糸瓶は長期保存できないという良い経験をしました。