ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

種類なんてどうでもいい

2014年08月24日 09時05分49秒 | 植物、植物っぽい物

名前なんてどうでもいい@岡本太郎


 一身上の都合により昨日は家でゴロゴロしていたかった。ところがヨメが遊びに行こうと言って聞かない。そこで高峰山に登ってきた。といっても車坂峠からだから標高差は100mくらいかな。車坂峠までは家から27kmだった。でも途中10%の急坂を行くので1時間くらいかかったかな。オレサマ号は40km/h以上出す気になれないからだ。もっとも馬力のある車だとしてもつづら折れの道を飛ばしたら気持ち悪くなる。

 山道を歩き出すとそこにはマツムシソウやツリガネニンジンなどが沢山咲いていた。それを見ながらのんびりと歩いた。ツリガネニンジンは濃い目の青紫や薄紫と色々。たまに真っ白のも。種類が違うから色が違うのか。コスモスみたいに色々な色で咲くのか。明らかに形と大きさが違うのは別種だろう。だけど岡本太郎が名前なんてどうでもいいと言ったわけで、正確に書けない種類なんてどうでもいいという開き直り。というわけで写真だけアップ。















今まで登場した花の中のどれかの実
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浅葱斑(アサギマダラ)

2014年08月24日 09時05分26秒 | 



 去年はこの蝶を色々な場所で何度も見た。瑞牆山、小川山、地元の山などなど。富士山の宝永山火口の辺りでも見た。でも今年はこれが2度目かせいぜい3度目くらい。とは言え1度も見なかった年も何度もあったからまぁ特に特別な年ということでもない。

 アサギマダラはパッと見茶色もしくは焦茶色の蝶だ。でも名前に茶や黒は無い。今になって気がついたけど浅葱色の斑模様って意味なのかな。白っぽく見える部分が実は微妙に青い。そしてこの段落の文字は浅葱色。蝶のよりはかなり濃い目。




 道から数メートルほど中に入った所に居たので真後ろから撮ることは出来なかった。花はフジバカマかなと思ったけで葉が違う。ヒヨドリバナらしい。

 写真を撮ったりして暫く見ていると数人のオバ登山隊がペチャクチャ喋りながら近づいてきた。「 あ!、これはア… 」 と次のサギマダラが出てこないのはそういう年頃ってわけだ。そんなこんなでワイワイやってるうちに蝶は飛び立ってしまった。昼食は静かな所でってところかな。


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取扱説明書の整理

2014年08月23日 09時07分45秒 | 思ったこと
 小学生の時に東京から山梨の別荘に引っ越した。その頃の別荘には家電というのはラジオとアイロンくらいだったかな。後は電灯だけだった。それも全部白熱電球だったと思う。ご飯を炊くのも竈だし、風呂も薪。そんなんだからブレーカーは青い5アンペア用で十分だった。

 現在ボッケ家には取扱説明書や保証書がある家電などは数え切れないくらいある。といって他の家と較べて特別多いとか少ないということはないと思う。そんな取扱説明書をファイルに入れていたが見るたびに探すことが多かった。幾らこの世の中が検索の時代とはいえ何度も同じ物を探すというのは人生の無駄。

 今までは家電の種類毎に4つのファイルに分類していた。白物家電、パソコン関係、電動工具のような分類だった。今回はそうではなく家電や工具がある場所で分類した。すると居間にはテレビ、パソコン、デジカメは同じファイルに入れるわけである。これで以前よりは探し易いのではないかという期待。


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県界尾根@八ヶ岳の花

2014年08月23日 08時59分33秒 | 植物、植物っぽい物
 植物などの種類を特定するのは難しい。折角花が綺麗に撮れてても調査担当のヨメは葉が無いから分らないとか、横から見たガクがどうのとブチブチ言うのである。といってそこが上手く撮れてても種類を特定出来ないことがある。XXソウだなんて思ってても厳密にはナンチャラXXソウだったりしそうだ。しかもそれに気づかないことの方が多そうだ。と、言い訳を…





 以下、登る時に撮った写真。最初の写真が一番低い所で段々標高が高くなっていく。まず最初はギンリョウソウ。全身真っ白な不思議な植物に妖しい花が咲いている。意外にもこれは中学生頃から知っていた。でも中々見かけることはなかった。


銀竜草(ギンリョウソウ)



山母子(ヤマハハコ)?


 これを見て直ぐにどら焼きを連想してしまうようではバテてたのかもしれない。




 うちの庭以外でイチヤクソウを見るのは初めてかも。うちにあるのと違って赤かったのでこれはベニバナイチヤクソウだと思った。そしたら茎が赤いということでマルバイチヤクソウの可能性が浮上。ただ肝心の葉をちゃんと撮ってない。ちょっと光沢のある葉がそれっぽいけどこの花のかどうかははっきりしない。


一薬草(イチヤクソウ)の仲間


 こちらはうちにあるシロバナイチヤクソウと同じ色だけど違う種類かもしれない。こちらの白い方はあちこちで生えていた。


一薬草(イチヤクソウ)の仲間



高嶺苦菜(タカネニガナ)


 ゴゼンタチバナの花は少なかったけど今から咲く時期なのかその後なのか分らない。この花、花が1つなのに何故か実は幾つも成る。


御前橘(ゴゼンタチバナ)



鳥兜(トリカブト)の仲間



高嶺撫子(タカネナデシコ)






 ここからは下りで撮った写真。登ってる時よりは余裕があるので枚数は多くなる。でも上から目線なので背の低い花は見えなかったりするからギンリョウソウやイチヤクソウを下りで見ることは無かった。

 似たのにイワギキョウがあるけど決め手になる花の内側のアップを撮ってなかった。


千島桔梗(チシマギキョウ)?



岩赤花(イワアカバナ)?



梅鉢草(ウメバチソウ)


梅鉢草(ウメバチソウ)


深山耳菜草(ミヤマミミナグサ)?


 岩の隙間から生えてるコゴメグサ。これに限らず皆ド根性植物だ。似たのでミヤマコゴメグサというのがある。今まではそれだと思ってたけどコバノコゴメグサかもしれない。ガクを撮ってないのでどちらか分らない。


小葉の小米草(コバノコゴメグサ)?


 何かの咲き終りらしい。よく見かけるんだけど分らなかった。おまけに2種類の葉が混在して写ってて紛らわしい。


?????


 葉が光ってるのでイワカガミだと分る。岩にある鏡ってのが名前の由来。残念ながらこれも咲き終り。


岩鏡(イワカガミ)の咲き終り



当薬竜胆(トウヤクリンドウ)


高嶺苦菜(タカネニガナ)


高嶺苦菜(タカネニガナ)


 花しか撮れてないので分らず。科が違っても似たような花は幾つもあるそうだ。


?????


 日本のエーデルワイスらしい。ちなみにうちの同居人はヘーデルワイフ。


峰薄雪草(ミネウスユキソウ)?


 ヨメ曰く「匂いを嗅いで来い 」 葉が無いとかは良く言われるが匂いとは…


伊吹麝香草(イブキジャコウソウ)



大文字草(ダイモンジソウ)


芹葉塩竈(セリバシオガマ)


今まで見たことの無いキノコ


結膜炎になった目玉おやじ


矢筈平江帯(ヤハズヒゴタイ)?


黄花の山苧環(キバナノヤマオダマキ)?

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目に青葉 猫寝っぱなし 初餃子

2014年08月22日 08時50分01秒 | 山とか壁を登る、その他運動

猫如きが蚊帳の中ってのはどうも納得がいかない


 題名は目に青葉山ほととぎすの句のパクリだけど初めて餃子を作った。黙ってヨメに出すと 「 今日のは手作り餃子みたいだね 」 と。特に味がどうのとも言わずにバクバク食べていた。





 スーパーで餃子が色々と売っていて安い。専ら10個くらい入ってて100円くらいの野菜餃子を買っている。この値段だと肉餃子は何か怪しい感じがするので買わない。でももう少し美味しいのが食べたい。冷凍餃子なんかもたまに買った。味は良いんだけど歯ごたえが今一つなのばかり。どれも練り物っぽい感じなのだ。少し離れた店に変った餃子があってタレも独特だったりで美味しいけど値段はちと高目かな。でもそんな値段になるのは実際作ってみて納得。

 ふと自分で作ってみようと思い立った。今まで作ったことはないけどインターネットを検索すれば作り方は直ぐに分る。歯ごたえが欲しいってことでメインの野菜はキャベツではなく白菜。白菜のミジン切りなんて初めてだ。フードプロセッサー使おうかと思ったけどドロドロになって折角の歯ごたえがなさそうになるので止めた。冷凍餃子で歯ごたえの無いのってフードプロセッサーのせいなのかな。

 材料で餃子の皮は必須だな。具には白菜、豚挽肉、ニラ、長ネギ。味付けはオイスターソース、胡麻油、ニンニク、生姜、醤油、胡椒、紹興酒。胡椒と紹興酒以外は皆国産だ。

 味はちと薄かったけど買ったのよりはずっとジューシーだった。味覇(ウェイパー)の類か中華味を入れればコクが出たかも。初めてだったので予想通り手間はかかったけど慣れればもう少し手際よく出来そうだ。それと売ってるのよりは美味しく出来そうな手応えはあった。


手前のは第1号か2号で上手く閉じられなかった餃子


妙に膨らんだ感じ


羽を付けるの忘れた
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家紋の印刷は難しい

2014年08月22日 08時49分35秒 | 思ったこと
 少し前に紋付きチョークバッグってどうかなってのを書いた。取り敢えずエイヤッとやってみた。しかし思った通りには行かずまぁ失敗だな。

 先ずは紋付きクライミングシューズに挑戦してみた。転写用紙に家紋を印刷し、紋の所を小さく切ってアイロンを当てた。当てた瞬間にアイロンと一緒に紙がずれて半分だけ転写。失敗である。数々のアドバイス以前の結果になってしまった。試し転写をすれば良いんだけどそれをしなかった。これまでにもいきなり本番をやって同様の失敗を何度繰り返しただろうか。兎に角後は野となれ山となれって感じで重ね転写。


負け戦の旗のようだ@武田軍


 気を取り直してとというよりまぁ何とかなるだろうということで紋付きチョークバッグ決行。多少はマシだけど黒い紋はピンクにしたもののレタッチソフトを使いこなせず今一つ。やはりローテク消しゴム版画にしよう。だけどこの方法ではヨメと同じだ。悲しい。


今一つ
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床上浸水対策考えたんだけど

2014年08月21日 08時43分06秒 | 思ったこと
 ここのところ土砂崩れとか床上浸水なんていうニュースが多い。テレビを見てると住人が水がここまで来たなんてよくやっている。でも天井までなんてのは稀だ。だから床がもう少し高ければ良かったのにとよく思う。

 たまに新潟にスキーに行く。上信越道で飯山辺りまで行き、そこからは下道を使って十日町で山越えして六日町。津南辺りの家を見ていると母屋の下が駐車場だったり農機具が仕舞ってあるのが多い。玄関には階段を登っていく。そうしないと積もった雪で居間に日が当たらないのだろう。


新潟県の津南町の家@Googleストリートビューより


 ならば水害が起きそうな地域もそんな家にしたらどうなんだろ。少々の洪水なら畳や家具が水浸しになるのはかなり防げそうだ。今回の広島の災害でも2階に移動したので助かった人がいた。そんな話をヨメにしたら滅多に起きない洪水を心配して毎日玄関に入るのに階段を登るのは大変だと言う。確かにそうかもしれないな。他にも不都合があるのかな。だけど…
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蚊取り線香

2014年08月21日 08時42分42秒 | 思ったこと
 蚊取り線香の色と言ったら緑色だったんだけど最近は赤だの紫だのと色々なのがある。匂いもいわゆる線香のではなく薔薇だのジャスミンの香りを謳ってるのが出てきた。




 貰い物だけどお菓子かと思った。何故氷いちごの匂いにするのかよく分らない。
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図鑑の実物を見たいけど何処にも無い

2014年08月21日 08時39分36秒 | 植物、植物っぽい物

牧野富太郎の植物大図鑑@図書館


 以前山に行った時に植物に詳しい人がいてその人が牧野富太郎の植物図鑑が良いと言っていた。それは写真ではなくイラストなので種類を見極める時に特徴が分り易いんだそうだ。それでヨメちゃんはそれが欲しくなった。そこで俺が近所の図書館に行ってみたら2冊あった。その中身は下の写真のような感じだ。しかしその本は大図鑑だけあって大きくて重い。そして何より高価だ。買えない金額ではないものの、う~ん、と唸ってしまう。


牧野富太郎の植物図鑑より


 検索すると安価なコンパクト版というのがあった。でも実物は近所には無かった。それどころか長野県や隣県の県庁所在地にある大きな書店でも在庫がなかったりした。そこで出版元である北隆館に直接電話して聞いたら快く教えてくれた。

 大図鑑とコンパクト版は内容が違うのが分かった。それとイラストや文字はかなり小さくなってしまうようだ。何しろコンパクト版は野外に持ち出せるようにした図鑑だからだ。そんな話をしてるうちにAPG体系で分類した図鑑の事を話してくれた。APGは被子植物系統グループで Angiosperm Phylogeny Group の略である。これは花など見た目の分類ではなくDNA解析による分類のことだ。

 そんなAPG原色牧野植物大図鑑のコンパクト版が近々出版されるらしい。そのコンパクト版のイラストは現在出てるAPG分類ではないコンパクト版よりは大きいそうだ。9月に第一巻が出る。そして第二巻は来年初め頃だと言う。並び方を見るだけでも何だか面白そうである。そういえばうちのヨメちゃんは人間の姿をしてるけどDNA解析するとどうなるんだろ。鳥の遺伝子に近いのかな。宇宙人だとするとそもそも遺伝子なんてのがあるんだろうか。
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暑苦しい天気予報

2014年08月20日 08時35分43秒 | 思ったこと
 日本人は風鈴の音で涼しさを感じるのである。同じ服でも涼し気な色だと暑さ気分は軽くなる。




 夏、東京は朝から暑い。それは分るけど赤に近いオレンジ色の服を着られたら涼しい佐久で見てるこちらまで暑苦しくなる。このブログも暑苦しかったかな。
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県界尾根から赤岳@備忘録

2014年08月20日 08時35分17秒 | 山とか壁を登る、その他運動
 昨日、槍ヶ岳のための足慣らしをしてきた。浅間山では登山道がなだらかだし標高も低目なので赤岳にした。ルートは県界尾根往復。


右下のゲートと書いてある辺りから県界尾根を歩く



気象協会より


 前日の月曜日に天気予報を見ると今週一番天気が良さそうなのは火曜日だった。ということで火曜日である昨日急遽行くことに決めた。朝の7時半に出るつもりだったけどちょっと遅れて7時45分。ところが途中で汗ふきタオルを忘れたのに気がついた。救急セットも忘れてたので出戻り。再び家を出たのは8時と若干アタフタ。

 2年前に2時間半で登ろうとして失敗したので今回はそういう野心は捨てて成り行きで歩くことにした。下表の時刻は写真ファイルのもの。写真を撮れば正確な時間が自動的に記録されるのだ。結果は登り3時間、下り2時間と何時も通りの時間だった。

各到着時間
場所到着時刻備考
8:00←これは出発時刻。登山口までは55km
ゲート9:17ゲートの手前で路上駐車
小天狗10:17子天狗から5分ほど先に行った所で10分休憩
大天狗11:11大天狗で4分休憩
鎖場の取り付きで10分休憩
赤岳山頂12:28雲がかかって何も見えないので休憩無し
ゲートから3時間11分(休憩を含む)
大天狗13:13素通り
小天狗13:52登りの時と同じ場所で5分休憩
ゲート14:39山頂から2時間11分(休憩を含む)
16:10 


持ち物
持ち物備考
レーズンパン5個4個食べた
バナナ2本全部食べた
水500ml残り≒ゼロ
カメラ約90枚撮影
タオル使わず
救急セット
携帯電話
ロールペーパー
雨具


 水はもう少しあった方が良かったかな。天気はというと山の方は今一つだった。途中では景色は見えたけど山頂では全然。だから休まずに下りてきた。


左側の建物は山頂小屋で山頂は写真正面の少し先



赤岳の標高は2899m



登る途中、小天狗付近から見た赤岳
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牛乳が安いと思ったら

2014年08月19日 07時20分56秒 | 思ったこと



 牛乳1リットルパックは安くても150円くらい。それが常時99円だと安過ぎて買う気にはならない。




 でも良く見たらこれは牛乳ではなくて長野牛乳(株)の乳飲料だった。長野牛乳は会社の名前だったのだ。紛らわしい。
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声に出さずに読みたい日本語

2014年08月19日 07時20分13秒 | ボッケニャンドリとか天然とか
 図書館から借りている牧野富太郎の植物一日一題をヨメは読みだした。ヨメは時々本などをまるで俺に聞かせるように音読することがある。ただこの本は100年くらい前に書かれたこともあって耳慣れない言葉が幾つもある。例えば甘藍。カンランと読んでキャベツのことらしい。勿論初耳言葉である。

 そんなわけでヨメの口から聞こえるのは漢字を飛ばして読んでるのかなと思うくらいたどたどしかった。それどころかこの本の題名を見てヨメは植物のことをショクモツと読んだのである。そう読めないこともないがそう読むニッポン人は居ない。





 ヨメはアケビの所を読んでいた。人皇五十九代宇多天皇の御宇、それは今から一一〇五年の昔寛平四年に僧昌住の作った我国開闢以来(※)まで読むと「これってカイビャクって読むんだよね」と突然大きな声を出した。ここの所歳のせいか知らないけど兎に角声が大きいなと感じるんだけどこの時は素っ頓狂なという形容が似合うような声だった。

 カイビャクとは開闢のことでこの言葉を知らなかったヨメは「こんな言葉も知らないのか」とバカにされたことがあった。その時俺は傍に居た。俺も知らなかったけど一緒にバカにされては世間に対して旦那としての威厳を保てないので黙ってた。もっともヨメと結婚した時点で…

 そのうちまた「万葉集訓義弁証に曰く新撰字鏡に(…中略…)、蔔子の実の熟してあけたる形、女陰にいとよく似たりと読みだした。ニョ… 声に出して読みたい日本語なんて題の本があったけどこれは声に出さずに読みたい日本語。何というか声に出して良いような喩えは無かったんだろうか。

青字は牧野富太郎の植物一日一題から引用した部分。尚この本は青空文庫というサイトに載っていた。
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大人の登山を目指す

2014年08月18日 09時15分02秒 | 山とか壁を登る、その他運動
 今月末、槍ヶ岳に登ることになった。天気が悪そうだったら次週。ダメなら次週でそれを9月まで繰り返す。そんな話を山のクラブに入ってるヨメちゃんにしたら山ベテランであらせられるヨメちゃんは「 行く前に何処かの山に登っとかなきゃダメだ 」 などとベテラン風をビュービュー吹かす。まぁ一々相手にしてたらキリが無いのでこちらは耐風姿勢でひたすら風が止むのを待った。

 長野県に住む前は北アルプスは遠いし人が多いしで殆ど行ったことがないから槍ヶ岳は初めての山だ。ルートとしては県境を越え岐阜県の新穂高温泉から一泊の予定。諸般の事情でテントではなく山小屋利用となった。料金は9500円なんだけど過去の宿泊料金、海外旅行も含めても最高額になる高級登山だ。

 まだ夏シーズンだから混雑してるんだろうな。夜中の鼾騒音対策に耳栓は必須だな。酒は重量当りのアルコール含有量の多いウイスキーかブランデーを持っていくことにしてる。でも今回は荷物が軽いからビールを担いでいくことにしよう。高級登山なのにケチ臭いと思う人も居るかもしれない。しかし酒など山では買わないことにしてるのでそれを守るだけなのだ。ケ、ケチではないのだ。




 16日の朝、NHKのニュースを見たらいきなりこんな画面が現れた。あれ? 天気が凄く悪かったんじゃないのかな。予想以上に天気は悪かったようだ。何が悲しくてこんな天気の日に山、それも沢周辺を歩くんだろ。しかも遭難の1つは俺が行くコース。何人かは沢に流されたそうだけどこれが水の事故としてカウントされないのが不思議だよ。


天気はどうかなぁってレベルじゃなかった


 沢で流されたのは60歳前後の人達だ。そんな歳になればこんな天気の日に山に入ったらどうなるのか分りそうなもんだけどねぇ。それに60過ぎたらボチボチ年金生活なんだからわざわざ悪天候の時なんて選ばなきゃ良いのに。もしかするとまだ働いてて月曜日には出社するつもりだったのかな。遊びに出かけてて欠勤なんてのを恥だと思ってるのかもしれないな。欠勤は一時の恥、遭難は一生の…


こんな当たり前の事が名言になりそうだ


 さてとボッケ登山隊はどうするか。この記事の冒頭で天気が悪そうだったらと書いた。悪かったらではない。あくまでも悪そうだったら中止なのである。川崎市に住んでた頃、登山口まで来て山に雲のかかってるのを見てそのまま帰ったことがあった。登ればそれなりに景色が見えてたかもしれない。写真を撮るなら多少雲があった方が絵になる。だけどまた次に行けば良い話。

 若い人はそれで良いさと爺婆達は言うかもしれないがそれは歳には関係ない。元気なうちに登る機会が無かったらそれはそれで仕方ないのである。今俺が遭難したら何を言われるか大体分かる。幾ら鍛えようが準備しようが関係ない。「 健脚を過信したけど歳のせいでバランスを崩したのだろう 」 などと言われるだけだ。実際こんな推察が事実に近いのだと思う。てなわけで人様の迷惑にならない思慮分別のある大人の登山を目指すのである。最近の年寄りはなってないなどと言われないように。

○者たち
♪君の行く道は
死亡へと続く
空にまた
陽が登っても
○者はもう 歩くことはない
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ジャガイモ ≠ 馬鈴薯

2014年08月16日 08時44分38秒 | 植物、植物っぽい物
 ヨメちゃんが欲しい植物図鑑がある。その著者の牧野富太郎は高知県出身の植物学者で「日本の植物学の父」と呼ばれる凄い学者だ。今回知った事だけどね。その人が書いた本を図書館から借りてきた。「植物一日一題」という何となく読みやすそうな題名。




 しかし冒頭からジャガタライモ、すなわちジャガイモ(Solanum tuberosum L.)を馬鈴薯ではないと明瞭に理解してる人は極めて小数で、大抵の人、否な一流の学者でさえも…という感じで一般に言われてる事は勘違いだらけだって調子が続く。そんなんだから枝葉の事を色々知ってないと付いていけない。更に読み進むと元来馬鈴薯というものは中国の福建省中の一地方に産する一植物の名で、 …中略… それがどんな植物であるのかは中国人でさえもこれを知らず、と説明があり、その項目の最後の方には蔓状の植物らしいとあった。兎に角これからはジャガの事を馬鈴薯と言うのは止めよう。
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