山梨県の東部に長寿村としてちょっと有名な棡原
(ゆずりはら)村がある。といっても村だったのは今から50年以上前の話である。今は上野原市の一部となっている。
1954年頃の山梨県東部パラパラ地図より
腸が健康な人が多いという事でこの棡原が北野たけしの番組に登場した。80歳くらいの老夫婦が急傾斜地にある畑で作業し、そこで取れた野菜を食べる、そんな感じの生活風景が紹介されていた。昔から坂道のある所に住むと心臓が強くなるとか色々言われてるけど、まぁ日頃そんな事をしてれば身体は丈夫になるだろう。
でも棡原が取り上げられたのは意外だった。というのも今から30年以上前にもテレビで取り上げられてたんだけど、その時の年寄りが 「 今の若い人は何でもかんでも車だから俺達のように元気で長生きは出来ないさ 」 と言ってたのだ。糖尿病予備軍と呼ばれる人達も増え傾向だったらしい。でもそんな事にはならなかったのかな。実情を知らないので良く分らない。
上野原に住んでる人に聞いた話だが、棡原の人が 「 長寿村だなんて言わないで欲しい。爺婆ばかりだと思われて嫁が来ないんだ 」 と言ったそうだ。何事も良い事ばかりとは行かないようだ。ただ年を取っても健康で元気なのは目出度いことだ。わざわざお積極的に金払って
(車使って)足腰を弱くすることもない。