自分の歳が分らない

　テレビに出て来る年寄りが自分の歳を言った時、そばに居た娘が訂正するなんてのがよくある。そんな事をバカにしてたけど４０を過ぎた頃から正確な歳が分からなくなった。今年は４５だっけか、それともまだ４４だっけかって感じ。遥かに年上な人を笑えない。

　山梨の別荘は２０戸くらいの小さな集落で年寄りだらけ。たまたまうちの庭で腰掛けてた散歩中のオバサンが居た。外面が良いオレサマは愛想良く話しかける。ちなみに内面は悪いのでヨメには苦労をかけている。

　最近最長老が亡くなった話をするともう年寄りは少なくなってあんたんとこの××ちゃん(母)は４番目か５番目だと言う。勿論お迎えの順番だ。そのオバサンも７８になったと言う。頭の中では４０か５０で止まってた。

　ズケズケ物を言う人なので最初は冗談かと思った。だけど俺から見て爺さん婆さんの世代は既に１人しか居なかった。母より年上を探そうとしたら中々見つからないくらいだった。すると確かにうちの母は４、５番目辺りのようだ。でも全然そんな事には気付かなかった。

日本気象協会にはシミュレーションは無いのか？

　福島第一原発を中心に半径２０ｋｍは避難区域になってる。実際のところどんな放射線量になってるかというと、せいぜい下のようなショボイ図しか見つからない。地球シミュレーターなんて凄いのもあるのに。ちなみにこのシミュレーター、節電のために止まってるようだ。


時事ドットコムより拝借

　その理由は次の記事を見て分った。

放射性物質予測、公表自粛を

気象学会要請に戸惑う会員

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新野宏理事長（東京大教授）名で「学会の関係者が不確実性を伴う情報を提供することは、徒（いたずら）に国の防災対策に関する情報を混乱させる」「防災対策の基本は、信頼できる単一の情報に基づいて行動すること」などと書かれている。

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気象学会員でもある山形俊男東京大理学部長は「学問は自由なもの。文書を見たときは、少し怖い感じがした」と話す。「ただ、国民の不安をあおるのもよくない。英知を集めて研究し、政府に対しても適切に助言をするべきだ」

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2011年4月2日19時25分　朝日新聞

　日本の最高の頭脳が集まってるはずの東大の教授ってけっこう時代錯誤なんだな、というよりまるで独裁国家みたいだ。それとも俺には想像もつかないもっと深い考えがあるのか。日本で公開しなくたって海外のサイトに見つかる。ちなみに学会には中国漁船がぶつかった様子のビデオを公開するような人は居なかったんだな。





　二階堂ドットコムに下のようなシミュレーション画像があったので頂いた。その後画像はサイトが重くなるってことでもう無い。画像を何処から持ってきたのか書かれてなかったがSPIEGEL ONLINE - Nachrichtenというドイツのサイトの画像みたいだ。何故そう思ったかというと、これと似たシミュレーション画像が別のところにもあったのだ。直リンクだったのでＵＲＬから分った。この画像はシミュレーション中の様子をスクリーンショットしたもの。ただオリジナルの図はイギリスが真ん中にあったので日本が真ん中になるようにレイアウトを変えた。


SPIEGEL ONLINE - Nachrichtenの画像らしい

　上の画像は単なるスクリーンショットなのでアニメーションにはなってないが太平洋まで放射能が広がっているのが分る。アメリカでもこの程度のシミュレーションはしてるだろう。知らぬは日本国民か。でもネットがあるので少しは救われる。

　シミュレーション結果はフランスにもあったけどドイツの天気と気候(Wetter und Klima)というサイトの方が分り易い。そこのアニメ画像のスクリーンショットが下の画像。


ドイツの天気と気候より

　リンクが何時まで有効か分らないけど本家の画像はアニメーションになっているので放射能の広がる様子が分る。そして上のシミュレーション画像は下の記事の根拠にもなっている。

東日本大震災：シンガポール、県内野菜を禁輸

ヨウ素、県調査で基準値下回る　／静岡

シンガポール政府が静岡県産の野菜や果物の輸入を禁止したことが１日わかった。県によると、シンガポール側は、静岡県産の小松菜から同国の基準を超える放射性ヨウ素１３１を検出したためだと説明しているという。

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毎日新聞　2011年4月2日　地方版

　今から２５年くらい前、日本製品をアメリカから輸入するのがちょっと流行った。その理由は何故か日本で買うより安かったからだ。またオートバイだと規制の関係で国内仕様よりも性能が良かったりした。それが今では製品ではなくて情報になった。放射線量に関しては海外の情報の方が詳しくて信頼出来そうって、一体どういうことよ。