ここのところ庭にシジュウカラがよくやってくるようになった。ちょこまか動くのでシャッターを押した時にはもう居ないということが度々。
昨日は木枯らし1号かなぁ、強い風が吹いてきて葉が随分と飛ばされた。その中にはまだ紅葉してない葉も飛ばされて枝が見えるようになった庭の山桜。では千曲川対岸はというと遠目のせいか色づいた葉が密生してるように見える。
長野県に住んでみて思うのだけど、県庁所在地が何故長野市という長野県の一番北なんだろう、と。もし真中の松本だったら長野新幹線は間違いなく中央新幹線になってたろうな。そうするとリニア中央新幹線は何処を通っても勝手にどうぞとなったろうなぁ。
では現実の話。長野県内に、リニア中央新幹線は茅野を通せの諏訪を通せのという話がある。それが赤い線のAルートと青い点線のBルートだ。でも下のような地図みたいだとAルートは何処なんだと気になってしまう。でもこのAルート、Webを探してもなかなか出て来なかったのはルートとしては今一つってことなのかな。
上の方の図-1だと山梨実験線というのをそのまま使うように書いてある。この実験線が何処にあるかというと、中央本線沿いではなく山の中である。この場所を選んだのは今のルートを見越してたというより単なる利権だったような気がするが、今となってみるとそこから10kmほど離れた場所にある中央本線の大月駅で停車する予定なんてはなからないよって事なんだろう。(恐らく甲府に停車すれば良いと思ってたはず)
そもそも時速500kmというプロペラ飛行機並の速さの列車の役割はというと大都市を結ぶ飛行機のようなもの。そうすると長野県の中では都会かもしれないが東京名古屋間の茅野や飯田、まして木曽を通るってのは無駄な遠回り。というより無駄な大工事だ。JALの社長は10月21日の会見で、「(リニアができると)新幹線と航空機の東京-大阪間のシェアは、80対20から100対0になる 」 そして 「 この20%のために5兆円を払うとなると、ものすごい投資だ 」 と言った。ちょっと数字を加えると無駄さ加減が実感出来る。
リニア実験線が出来た頃、そこを通る山梨県の都留市(つるし)に駅が出来ると思ってた人がいたが、今諏訪とか茅野に駅が出来ると期待してるのとちょって似てると思う。そこを通ったり止まったりするのは本筋ではないという点が。無駄な上に更に無駄な要望を出してるような気がする。だいたいここまで曲がって松本に来ないってのがおかしいが、松本まで来たら来たで変。それよりは松本を通る中央新幹線を作ってくれた方が良いんじゃないのかな。