今年友達が出演するミュージカルを観た時、音量の大きさに引いた。でも中学高校の頃は大きな音でロックを聴いていた。若い頃は大きな音を好み、歳取って耳が悪くなると小さい音をってのも変な話だ。
その昔、大きな音が取り得とでもいうようなロックバンドがあった。それが Grand Funk Railroad (何故 The が付いてないんだろ)だ。ふとこの言葉が最近頭に浮かんでWebを探したらCDが売られてた。元々持ってたLPレコードが同級生に貸したきりそれっきりだったのでそれと同じのを先月買った。
かけてみるとすっかり忘れてた曲も思い出すから不思議だ。最近物忘れが多いなんて嘆く年頃なんだけど、記憶はちゃんとしてるんだね。忘れてるんでなく、記憶を引き出す能力が落ちてるか衰えているってことだったりして。引き出しの取っ手が壊れたみたいな。
このグループのコンサートに行った。場所は東京後楽園球場だけど何時なのか正確に思い出せない。驚くことにそんな事までWebに書いてあって1971年7月17日だそうだ。その日は雷雨があってびしょ濡れになったはずなんだけど、電車にそのまま乗ったのかどうかは覚えてないが恐らくびしょ濡れのまま乗ったんだろう。
曲目の1つに Heart breaker というのがある。これを井上陽水が参考にして 傘がない を作ったそうだ。そう言われると確かに似てるけど今まで全然気が付かなかった、というより陽水を聴きだしたのはずっと後の話ってのもあるんだろう。そんな事よりも悲しいとしか言い様の無い話を見つけてしまった。落雷を恐れてテープを流してたんだそうだ。ガーン(昭和モード)! こんな昔にエアーギターと口パクを経験してたのかぁ。