今回の民進党代表の前原誠司代表の、希望の党との合流関係は本来は民進党主体で行うべきが本筋なのであるが、
それが全く逆構図で行われたことにはじめから疑問視していたが、それがもろに出始めてきた。何のために出来立ての新党に頭を下げて合流を求めなければならないかを考えても、まるで不自然極まりないものでしかない、現状の民進党は国民的人気がないに等しいものではあるが、希望の党よりも創設の歴史も古いし、政権を担当していて実績もある。それらをかなぐり捨てである一番おかしいのは党を代表する前原氏ではあるが、党員も何の異存もなく代表に任せきりであったこともまるで脳天気でもあった、党を代表することは何といっても、今までの政策を反故にしないでの合流であれば話は分かるが、前原代表と新米の希望の党代表の話し合いが行われたのは良いがその話し合いは、まるで逆で希望の党の政策に合致しなければ合流は認めないとのことである。本来しからば、その段階で合流の話し合いは打ち切って、
1、希望の党の基本的政策は、安保関連法に賛成
1、戦前回帰的憲法改正賛成
1、経済政策は新自由市場原理主義の推進
1、国民を制限し国家権力を強める共謀法等に賛成
その条件を党に持ち帰って党議員と協議して、自分は代表として現状化選挙戦になつて戦うことは困難であるから、分党したいと図り、安保関連法(戦争法)憲法改正に反対しない議員は希望の党へ合流し、反対の議員は民進党のままで今までの野党共闘で選挙戦を戦ってもらいたいとの決定を行うべきであったはずである。それをもや、もやもやにして代表の一存で民進党の意向を何にも要求もしないで受け入れたことは、党員を路頭に迷わしたことであり、その責任は本来は重大なものがあるはずである。それらに対して党員からも何も抗議ないこともまた不思議でもある。
日本人の一番悪い上の者には異存なく従うということなのであろうか。そのような対応であれば民主主義社会は何時までも成立しないであろう。
民進党代表の今回の希望の党との合流の話し合いは、党の代表者としての話し合いは愚策の何物でもなかったことである。その責任を何も感じないのであれば、政治家として、政治を何たるものかを何もわきまえていないに等しいのである。
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