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『花のあすか組!』説教ヒーローというか…箴言ヒーローかな?

2010年12月09日 | ドラマ


『花のあすか組!』(1988年放映、原作・高口里純)コンプリート。当時、大ヒットしたスケバン刑事シリーズ~『スケバン刑事』(1985年放映)→『スケバン刑事Ⅱ少女鉄仮面伝説』(1986年放映)→『スケバン刑事Ⅲ少女忍法帖伝奇』(1987年放映)→『少女コマンドーIZUMI』(1988年放映)~の最終作……という認識だったんですが、調べてみると『あすか組』は放送時間帯が違っていますね(汗)しかし、まあ、制作・東映だし、同じプロデューサーなので同じシリーズという事でいいんじゃないでしょうか?(´・ω・`)

全国制覇を狙う恐怖のスケ番グループ“全中裏”と、全中裏にたった一人で反旗を翻した九楽あすかが、制圧地域を奪い合う陣取り合戦…のような物語。毎回、あすかが何らかの箴言(?)を述べるのが見所の一つでした。箴言とか言いましたが(↑)上の画像にあるように「ゴッコに命をはっちゃ、シャレにならない」とかかなり他愛もないセリフをガーンと大仰に見せるので、ちょっと可笑しくって楽しかったりします。
レギュラーの少女たちは、九楽あすか=小高恵美、堂本ミコ=小沢なつき、香月はるみ=石田ひかり、う~ん、今となっては、石田ひかりが知られるくらいか(汗)

「大人たちが太平をむさぼる中、少女たちは戦国時代のただ中にあった…」ってなんだそりゃ?wとか色々、ツッコミ所が楽しい作品だったんですが、けっこう全中裏の幹部たちが好きで。特に第一話でいきなり騎馬武者として現れる“紅”と、風林火山四人衆(?)のリーダー格“風”(この人も戦武者の出で立ち)の、戦国武者っぷりが良かったです。
紅は第一話でTVドラマとしての『あすか組』の世界を決めたと言ってもいいインパクトがあって、演技も飛び抜けて上手かったと思う。風も全中裏を抜けたあとも、あすか組の味方になるわけでもない、中立というか無頼の立ち位置がよくって、最終回なんかを見ると、あすかと対等なキャラはこいつだったかもなあ…と思ったりします。

改めて観てみると、あすかとミコの軽快な掛け合いとか、初登場時から比べて、どんどん格を落としてゆく春日のコミックっぷりが楽しかったりしますw…ま、あんま人気なくって打ち切られたんですけどね(汗)あと第一作の『スケバン刑事』(なかなか掛からなかったんだけど、今度、東映チャンネルで始まる)と、『少女コマンドーIZUMI』が揃えば、このシリーズが揃います。