【3月第3週:最強!都立あおい坂高校野球部 第246球 マサハルの言葉!】
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【漫研】
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「最強!都立あおい坂高校野球部」(作・田中トモユキ)が今、全国大会の決勝で…僕が遅れた更新しているからあれなんですが…orz もう決着がついてあおい坂優勝しましたね。かなり盛り上がっていたと思います。個人的には決勝戦対戦相手の傲慢にして天才の投手・神木の変化が「楽しかった」ですね。降板してからの彼の変化は主に画面の端で描かれていて、あまり正面には持ってこない。そこらへんに“読み甲斐”を刺激されている所がありました。
しかし、この作品……弱小野球部を優勝させるために子供の時にその約束をした少年たちがあおい坂高校に集う…という、ふつ~~の話なんですが。というか、本当に昔からサンデーである、ちょっと熱血で、ちょっとラブコメで…あだち充先生の野球マンガというより、原秀則先生の「ジャストミート」といった、その頃から変わらないような昔ながらの少年サンデーの野球マンガなんですが…。これといって特徴がないようなマンガなんですが…。でも、「面白い」のですよねえ…wすっごく当たり前に決勝戦にたどりついて、まあ、負ける可能性もあったけれど、結局、優勝している。
なんのひねりもなく、普通に、まっとうに“勝ちたい気持ち”と“勝たせたい気持ち”を「積み」上げて行くだけで「面白い」のですよね。不思議……という程の事もないのですが、ちょっといろいろ考えてしまいました。こういうのは僕は、画が上手い、ネームが上手い、と考えそのチェックに回るのですが、もっと根本的な部分で「受け手」のあるスイッチを押しているのでしょうね。
ここらへん「面白い」という事、「愉楽する」という事に深く関わってくる、なかなか答えの難しい問題なのでここで長々考察は綴りませんけどね。ただちょっと言える事は“新味”の物語のみを求めていると、なかなかこういったまっとうな物語の「楽しみ方」を失くしてしまう所がありますね。特に週刊少年誌の連載作品の多くはこういったどっかで見た物語の繰り返しなので、この「楽しみ方」を失くすと継続して読んで行くのはちょっと厳しくなるかもしれません。…いや、別にその時は“卒業”してしまえばいいと言えばそうなんですけどね。(´・ω・`)