out of curiosity

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そんな好奇心から衝動的に作りました。

新宿御苑で発見 その3 プラス

2005年05月12日 00時36分09秒 | stroll

この木はご覧になったことがありますか? 実はこれも日本初なんですの。

この写真では見にくいのですが、オレンジ色に見える部分にチューリップのようなお花がついています。
「百合の木」と呼ばれるそうです。


先日のブルーべりー日本初の記事では「微妙」と言われてしまい、なんとか挽回しようと思っているのですが、これもちょっと微妙かなぁ。。。(笑

この説明によりますと、「この木は明治9年頃に日本で最初に植えられたものです。」と書かれています。
新宿御苑のHP、「更新情報、5月3日、ユリノキ」の記事内にも「日本で初めて植えられた」と書いてあります。うん。
だからどうと言うことも無いのですが。(汗
ただ、右の説明板にも書かれているように、この木から採取された種子から街路樹用苗木が大量に作られ、全国に広まった、というのが、なんかステキじゃないですか。
はるばる北アメリカから日本に渡ってきて、日本のユリノキの母になったのですよ。なんか、泣けるなぁ。 泣けない?


では、この "mother tree" の全身をご覧下さい。新宿御苑内で最も高い木だそうです。
やっぱり、この木の下に立って梢を見上げないとその迫力はわからないですねぇ。
新宿御苑にはこの木に限らず「巨樹」と記された、ほんとに大きな木がたくさんありました。

さて、考えてみると、園芸用の木や草はたくさん海外から輸入されたり輸出されているのですよね。
近年あちこちのお庭や公園、街路樹で美しい姿を見せている「花水木」ですが、この木が日本に伝わった逸話はご存知ですか? 私はまったく知らなかったのですが、あのワシントンの桜に由来しているのですね。

とてもきれいな写真とその話を記事にしている こちら『赤毛のアンちゃん』さんをご紹介します。
ワシントンに贈られた桜はあれほど有名になって大切に育てられているのに、日本では戦争中敵国の花ということで切り取られたりした事もあるそうです。
けれど、今「花水木」を好きな人多いのではないかな。ブログでもあちこちで見ました。今一度『赤毛のアンちゃん』さんのブログで美しい花水木をご堪能ください。

そして、ワシントン同様、日本から贈られた桜にベルリンの壁跡地の桜並木があります。
うまく資料が見つけられず、詳しい事はわからないのですが、テレビ朝日の桜基金により約一万本の桜が植えられ、15年経つようです。

実際にお花見に行かれたヨーコさんのこちらのブログ『ベルリナー』さんをご紹介します。ページ左の「ベルリン徒然日記」をクリックしますと他のページも見られ、他の桜の写真も見られます。
話はそれますが、母の日の美しいバラのブーケ、そして同日終戦60年記念日の写真もベルリンならではです。

百合の木からかなり話がそれましたが、海外から渡ってきた木、そして海を越えていった木を思いなんだか感慨にふけるのでありました。 おしまい。