昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

お別れの日

2015-06-25 | 家族のこと


我が家の玄関前に植えたクチナシがことのほかたくさん咲きました。

甘く纏(まと)わりつくような香りを漂わせています。

♪ 雨上がりの庭で クチナシの香りの

やさしさに包まれたなら きっと

すべての事は メッセージ・・・♪


どこからかユーミンの曲が聴こえてきそうです。



昨年の今頃から体調を崩し、入退院を繰り返していた義母がお空の人になりました。

今まで誰より健康で、医者に掛かったとか寝込んだとか

一度も聞いたこがありませんでした。


それなのに、こんなに早く逝ってしまうなんて

誰も予想をしていなかったことでした。


一緒に暮らしたことはありませんでしたが

十代の頃からずっとかわいがってもらっていたのに

なんだか心にぽっかり穴が開いたような気持ちです。

先日の息子の結婚式にも許可をもらって病院から直接列席してくれ

それはそれは喜んでくれていました。

医師によると、本来ならとても行ける状態ではないはずなのに

病状からは想像できないほど元気にしていたそうです。。

長時間座っていられるように、ちゃんと歩けるようにと練習していてくれました。

楽しみにしていた式に出席して貰えたことがせめてもの慰めとなってしまいました。



報せを受けた夜中、車に乗ろうと車庫に向かいました。

するとその脇の雨に濡れたカエデの木に小さな蛍がとまっていました。


幼い頃から蛍には亡くなった人の霊がのっていると聞かされていました。

弱弱しく光るその蛍は、お別れを告げに来てくれた義母のように思えました。

・・・・・お義母さん、なんのお返しも出来ませんでしたが

今まで本当にありがとうございました。

どうぞやすらかにお眠り下さい・・・・・・

心の中でそうつぶやいたのでした。







そんな事情でブログの更新も滞っておりました。

皆さまの所に伺ってもコメントも残せず申し訳ありませんでした。

少しづつまたお邪魔できたらと思っております。