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遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

夏のコンフィチュールとヴィシソワーズを~キッチンより愛をこめて~

2011-07-24 | キッチンから愛を込めて
日よけのために掛けたよしずに、紫陽花とオレガノ
ヒペリカムとラベンダーの花束を作ってぶら下げました。

白い紫陽花アナベルとラベンダーの香りが涼しさを呼んでくれています。
こうしておくと、このままドライフラワーになってくれます。






楽しみにしていたブラックベリーが色づき

たくさん収穫できるようなってきました。
そのままでは、酸っぱくて種がごろごろ入っているブラックベリーを
コンフィチュール (ジャム)にしました。

旬の果物の美味しいさを、ぎゅっと閉じ込めることの出来る
コンフィチュール~♪
(ジャムのことをフランス語でコンフィチュールというのです。)

ジャムというより、コンフィチュールと言ったほうが
色んな料理にとりいれられるようなきがしてくるので
不思議です。




     さっと水洗いしたブラックベリーを果実の形が
    崩れるまで煮込みます。
    
    硬い種がたくさんあるので、ザルにあげてこして
    取り除きます。
    こした果汁と砂糖を混ぜ合わせ、再び煮詰めます。
    好みの硬さになる一歩手前で火を止めて
    夏のコンフィチュールの出来上がり~♪

    あの酸っぱさは何処に行ってしまうの?と思うほど
    とろりと甘いコンフィチュールの出来上がりです。

    アイスクリームやケーキに添えたり
    炭酸で割ってブラックベリーエールにします。

    こした種は、酢に入れてほんのりピンクの
    ドレッシング用の酢に変身させます。


    







そして、今日はもうひとつ
夏ならではのスープをつくりました。



・・・・・・・「ヴィシー風冷製クリームスープ」Cr醇Qme Vichyssoise Glac醇Pe……

 我が家の畑で採れたジャガイモでヴィシソワーズを作りました。

 ヴィシソワーズとは、冷たいポロネギ風味のジャガイモのポタージュ。
バターでポロネギとじゃがいもを炒めてからブイヨンを加えて煮
裏ごしして生クリームで伸ばし、冷やしたスープです。

 このスープを考案したのはニューヨークのザ・リッツ・カールトンの
シェフであったルイ・ディア。
彼の母は、夏の暑い日にはジャガイモのスープに冷たい牛乳を入れて
くれていたのだそうです。
食欲のなくなりがちな暑い日に、少しでも食べやすいようにという
母の愛から生まれたメニューなのだそうです。

もちろんポロ葱の代わりには玉葱を使っていますが、ぎりぎりまで冷蔵庫で冷やした
このスープをお客様にお出しすると、とても喜んでいただけます。

台風が過ぎ去って、こおろぎも鳴き始め
どこか秋の気配も漂ってきました。

冷たいスープが美味しいのもあと少しになりそうです。

夏バテしないように、もうひと頑張りいたしましょ