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スウェーデンは、9月9日の総選挙で、<右傾化>必至。
その根拠は、世論調査である。
現在与党の<社会民主労働党>は、トップで、25.1%の支持率。
第2位は、野党最大の穏健党で、19.3%。
第3位は、極右政党の<スウェーデン民主党>の19.2%
誤差があるので、スウェーデン民主党と穏健党は互角と言って良い。
この<スウェーデン民主党>は、<癖が強いんじゃ>
どういう癖かと言えば、<移民難民排斥主義>
これまでの難民の多くは、シリア、アフガニスタン、イラクが多いがこうした国からの
難民申請を<凍結する>という戦略である。
オーケソン党首(男性)は、移民難民対策予算を削減し、その予算を減税と社会サービス制度に充当すべきだという考え方。
この右傾化した政党がNO.2になったとすると(可能性は高い)、スウェーデンの舵取りはどうなっていくのだろうか。
他の世論調査でははっきりNO.2となっている結果もある。
この極右政党は、社会民主労働とは全く逆のイデオロギー。
この極右政党は、穏健党とも異なるイデオロギー。
比例制で<349議席>を争うのだが、スウェーデンはいったいどうなっていくのだろうか?
移民難民に寛容で多様性への配慮が最も行き届いた国、スウェーデン。
実は、デンマークなど北欧の他の国々では、とっくの昔に、中道右派化が進行しており、極右政党も多くの議席を
持っている。移民難民には極めて厳しい。そのことが国民の幸福感の高さにも直結している。
最後の砦であったスウェーデン。9日の総選挙で、他の北欧国家と同じになってしまいそうだ。
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