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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
認知症グループホーム職員にインタビュー調査。
新幹線に乗って、グループホーム職員にインタビュー調査してきた。
インテンシブにインタビュー調査することに加えて、
<あることがらについて出来るだけ詳しく>教えていただくようにお願いした。
この調査を、<出来るだけ多く>実施したいと考えている。
この調査をしてみて気付くのは、グループホームは小規模な介護環境なので、
管理者の考え方が大きく影響することと
<いわゆるお局様>が<のさばりやすい>環境であるということである。
管理者もお局様には勝てないようだ。
私は全く人のことを言えないレベルだが、グループホーム内の
清潔環境の維持も、管理者や<おつぼ>の性格次第だそうだ。
グループホームはスウェーデンを発祥とする理想的なケアが
実践できる可能性は大きいのであるが、逆に
とめどなく介護の質をさげる要因も内包していることが分かる。
グループホームはこうした<普通の一般の介護職員>に話を
聞かなければ、<実態は分からない>
グループホームの管理者にインタビューすることもあるが、
理想的には、同一のグループの管理者と平の介護職員に別々に
インタビューすることだ。
しかも、お互いに、インタビューを受けていることを知らないことが
不可欠である。
グループホームの良さは、アットホームな疑似家族的環境にあるが、
職員の中には、認知症の利用者と一緒に洗濯物をたたむという
共同作業を嫌って、
洗い場に逃げ込む職員がいるという。
介護の質などということを議論するずっと手前のレベルである。
生の声が聞けるのは、本当に勉強になる。
ただインタビュー調査をさせていただける人がなかなか見つからない
という構造的な問題がある。
誰か紹介していただけませんかあ?
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