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岡沢憲芙先生とのお話。北ヨーロッパ学会(その2)

午前中のシンポジウムが終わる15分ぐらい前、急にトイレに行きたくなったので、会場の外に出た。

すると受付の前のところに、岡沢憲芙先生が一人立っていらっしゃるではないか。

岡沢憲芙先生は北ヨーロッパ学会の会長で、スウェーデン研究の第一人者の中の第一人者。

岡沢先生に自己紹介の挨拶したくてもいつも色んな先生方が取り巻いていて、そこをブレイクスルーすることができなかった。

そう、スウェーデンを研究して長い(まだ短いか?)が、岡沢先生とお話したことがなかったのである。

今が、ラッキーチャンス。

件の名刺もちゃんとポッケ(ホッケじゃないよ!)の中にある。

「岡沢先生、初めまして。私ー、東京経済大学の西下と申します。今後とも宜しくお願いいたします。」

「あー、西下さん。今、あなたの本を見ていたところだよ。売れているらしいね。」

先生の視線の先を見ると、何と新評論がスウェーデン関係の出版物を並べて2割引きで売っているではないか。

「おかげさまで、去年夏に出版してまして数か月で、2刷りに入りまして。はい。ご覧いただき恐縮しております。」

「じゃあ、今3刷り?」

「いえ、まだですう。もう少しで3刷りに入れるところなのですが。」

そのやりとりをまじかで聞いていた、新評論の営業部長さんの表情見ると、完全なるフリーズ、いわゆるキョトンZZZZ.

実際は、2刷りの半分ぐらいが倉庫で眠っているらしい。

岡沢先生、勢いで、ちょっとウソついてしまいました。トイレに行く前で、気が動転していました。ごめんなさい。

 

 

 

 

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