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いじめの社会学 (その1)

 先日息子の中学校から、親に対するいじめアンケートが届いた。さんざん批判されている「記名式のアンケート」である。

 本当に「想像力が欠如しているなあ」と思う。たまたまうちの息子が、いじめの加害者にも被害者にもなっていないから問題はないのであるが(実はこの発想にも問題があるのだが)、自分の子供が当事者であることを把握している親の場合、アンケートに正直に答えるだろうか。おそらく躊躇するであろう。記名のアンケートに具体的なことを書けば、直ちに学校側から<聞き取り>が始まることになろう。

 その中学校の校長も教員も、ご自分のところに記名式のアンケートが届いたら親としてどのように感じるか、自らの「想像力」で想像していただきたい。
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コメント
 
 
 
文部科学省へ送られてくる手紙 (汚面ライダー)
2006-11-14 22:28:44
自殺予告が今日までに16通届いたそうですが、そのうち差出人をほぼ特定できたのは5通だそうです。さっきラジオで聞いて、今ネットで確認してきました。
校内で実施するアンケートは無記名式にするべきだと思いますが、この手紙の趣旨からすれば、記名すべきだと思いました。キョトン氏はどうお考えですか?
私は記名しない事によって、これを真似る愉快犯が出てくるのではないかと思えて仕方ありません。引っ掛かっています。
 
 
 
 
ラジオは想像力を高めますね! (kyotonC)
2006-11-15 09:41:52
 汚面ライダー様。虐めの社会学(その3)に記事としてアップしましたのでご覧ください。

 ラジオで聞いた情報をインターネットで裏を取る。
なかなかの研究者です。お見事!

 これからもラジオで想像力を高めていってください。
 
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