オヤジのひとり言

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おいおい・何か忘れちゃいませんか????

2009年12月31日 | Weblog
12/31
(木)



おいおい、何か忘れちゃいませんか?

え? 

ところで、

その後の乙女はどうなったのかって?


忘年会のやりすぎや二日酔いで・・

すっかり忘れてしまっていましたぁ~


今でも

現役の芸妓として日々を精進している様です。

一時期は

目標を失って

気持ちが不安定な時期もあったり、

舞妓時代には

何処かへお嫁に行ってしまおうかと

悩んだ事もあったそうです。

一緒に頑張ろうと

誓い合った同期が花街を去ってしまい、

不安になった事もあります。


でも、

そんな辛い事がある度に、

花街の色々な人達に支えられて、

これまで頑張ってこれました。

今では次の目標も見つかって、

充実した生活を送っていますので、

どうぞ皆様ご心配なく。


花街は一つの家族の様もの、

皆で支え合い、

助け合って

これまでも、

そして

これからも続いていくのです。


好評・????
『 祇をんシリーズ』も今回が最終章の最終回です。


永らくお付合いをいただき、有難う御座いました。


 来る年こそは、

アナタにとって(当然オヤジにも)

輝かしい  年でありますことを祈念して


(今から毎年恒例の  忘年会と祇園さんのおけら火貰いに行ってきまーす。)

               



どうぞ 良いお年を



一足お先に

・・HAPPY NEW YEAR !!!!!



最終章・『 屋形のおかあさん 』

2009年12月31日 | Weblog
12/31 (木)

屋形のおかあさん

最後に、

屋形のおかあさん(女将)のお話をしましょう。

屋形のおかあさんは

舞妓にとっては怖い存在の様です。

舞妓からしてみれば、

口煩く叱るばかりで

褒めてもらった事なんか無いし、

自由に遊ばせてくれないし、

もっと良い着物が着たいし、

それから

それから、

等と巷の子供と同じ様な

愚痴を言いたくなるのでしょう。

何だか良いとこ無しの

おかあさんの様ですが、

口煩く叱るのも

その舞妓の為を思っての事、

決まり事の多い花街で

恥ずかしくない振る舞いが出来る様に、

皆から可愛がってもらえる様にとの親心なのです。

事実、

自分がお姉さん芸妓になったら、

口煩いおかあさんと同じ事を

妹舞妓に言ってきかせていたりしますから、

後から考えれば

その教えはちゃんと

自分の為になっているのです。

これまでこの花街で

何不自由無く生活してこれたのも、

屋形の名前があったからこそ、

自分の後ろに

おかあさんの保護があったからなのです。

屋形のおかあさんは、

舞妓の知らないところで

花街の色々な雑用をこなしてくれていたり、

便宜を取り計らってくれていたりする

縁の下の力持ち。

でもそれは、

舞妓が自前になって屋形を出てから、

初めて気づく

母のありがたさなのかもしれません。