オヤジのひとり言

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「仕込み」体験

2009年12月19日 | Weblog
面接合格後の仕込み体験

無事

面接に合格したからといって、

本当に舞妓としての適性があるのかは分りません。

実際、

仕込み生活を始めてから

やっと理解できる大変なこともあり、

その辛さに

途中で帰ってしまう子も少なくないようです。

そこで、

短期間、

見習いとして屋形で生活体験をさせてみて、

本当に

その子に適性や、

やる気があるのかを確認させる訳です。

いわゆる最終面接みたいなものでしょうかねぇ。

乙女にも

夏休みを利用しての仕込み体験がスタートしました。

お姉さん舞妓のお世話から、

掃除、

洗濯といった家事、

近所へのおつかい  などの雑用をこなす毎日です。

普段、

家では、

家事はおろか 

礼儀作法などを教えてもらったことのない場合が殆どでしょうから、

ハタキをかけては叱られ、

畳のふちを踏んでは怒られて

日々が過ぎるにつれて

精神的にも辛くなっていきます。

ここで

舞妓としての適性が無いと判断されれば、

早々に帰されてしまいますが、

この乙女は何とか最後までやり抜く事ができた様です。


続きは次回に・・  

「 屋形 」との面接

2009年12月19日 | Weblog
12/19 

屋形との面接


今や

インターネットの力は偉大です。

知りたいと思う大抵の情報が

インターネットから手に入ります。


舞妓志願の乙女は、

とうとう屋形との舞妓になる為の

面接にまでこぎつける事に成功しました。

但し、

面接は保護者同伴が原則です。


しかし、

父は相変わらずふて腐れたままで、

舞妓の「ま」の字も聞きたくもありません。


とうとう

最後まで父親の同意を得られないまま、

母親と一緒に面接の為に上洛します。



肝心の面接は、

母子ともにすっかり舞い上がってしまったままで終了し、

後は運を天にまかせて結果を待つだけとなりました。


数日後、

屋形からの合否の電話が鳴りますが、

間の悪い事に父親がその電話をとってしまいます。


家族は、

父がいつキレて電話を叩き切るのかを

ハラハラしながら見守りますが、

父は予想に反して淡々と話を聞き、

最後に電話に向かって

深々とお辞儀をしながらこう言うのでした。

「どうぞ娘を宜しくお願いします。」


子供の幸せを願わない親はいません。

しかし、

どんなに反対しても本人がその道を選ぶと言うのであれば、

もう親としては

たとえ世界中を敵に回したとしても

全力で応援してやるしかないのかも知れません。


続きは次回に・・